お正月はゆっくり本を読むことに決めていた。
しかしウナがじゃまをしてなかなか読み進めない。
ウナは相変わらずいたずらばかりしている。
「続・窓際のトットちゃん」を読んだ。
昨年暮れに山仲間が近くの鞍掛山に登った話をしていた。
鞍掛山は小学生の時、登った記憶があった。
そしてその時の状況をいろいろと思い出した。
小学4、5年生の時、友達に美穂ちゃんがいた。
その時の私は美穂ちゃんの家に入り浸り、遊んでいた。
ある時、美穂ちゃんの両親が
鞍掛山でキャンプをするからに一緒に行かないかと誘ってくれた。
その時代、キャンプなんてしたことがなかった。
始めてバンガローに泊まり、美穂ちゃんのお母さんが
乾燥マッシュポテトからポテトサラダを作った。
へ~~っ、そんなのができるんだ!!
山頂から見ると下に栗谷沢ダムが見えた。
そんな話を山友にしている内にだんだん思い出してきた。
美穂ちゃんの家でテレビを見ていると
黒柳徹子さんの「魔法のじゅうたん」をやっていた。
絨毯に乗って自分の小学校を空から見るという企画だった。
「アブラーカタブラー」と徹子さんが声高に呪文をかけると
絨毯がググーッと動き出し空をかけめぐるのだった。
山歩きをしながら仲間に「魔法のじゅうたん」の話をしたが
二人とも知らないとのこと~。
(彼女たちは私より年上なのでもうその時は中学生。
見ているチャンネルが違ったのかな?)
「続・窓際のトットちゃん」を読んでも
なかなか「魔法のじゅうたん」の話が出ず、
確かにあれは黒柳徹子さんだったと思うが
何しろ小学生時代のこと、別の人だったかなぁ~?
しかしようやく最後の章になって話が出てきた。
ああ、やっぱりそうだったんだ。
「ヤン坊、ニン坊、トン坊」も記憶がある。
私が知っている黒柳徹子さんはとても早口でしゃべり、
耳のところで髪をカールさせていた。
それにしても黒柳徹子さん、もうその頃から活躍されていたんですね。
すごい!