今日、鳥取市長選挙が告示されました。昨年4月19日、議員立法でネット選挙解禁の公選法改正がなれました。ネットは費用がかかならい貧者の選挙運動ツールですので、今回の市長選でも、しっかり利用させていただくつもりです。
鳥取市長選挙では3人の候補が立候補されましたが、私は敬愛する議員の先輩でもある鉄永幸紀さんを自信を持って応援します。私は今回の市長選で候補者を選ぶ基準は以下の3点だと思います。皆さん、是非とも、投票日には鉄永さんに投票下さい。
(1)だれが民主主義への理解度が深いか
市庁舎問題は、住民投票で耐震改修案が支持されたのですから、耐震改修以外の方法を主張することは民主主義の否定であると考えます。耐震改修案は無理だという方の論拠は、技術的に無理あるいは、住民投票で示された事業費20億8000万円では無理だということです。しかし、耐震改修の手法はいくつもあり、その中のひとつを取り上げ、できないと断定するのはお粗末な議論です。建築費に至っては、基本設計もしていない段階で議論することには無理があります。耐震改修の工法によって事業費は変わりますし、どんな素材を使うか、どんな設計をするのかで、如何様にも変化します。大事なことは住民投票で示された民意を尊重し、できるかどうかではなく、どうしたらできるか、知恵を絞るべきなのではないでしょうか。3人の候補の中で唯一、鉄永さんが「工法を含めて全国公募でコンペをする」と住民投票の結果を尊重する姿勢を示しておられます。
(2)だれが真摯に市民に向かい合っているか
今後、合併特例が時間切れになるため、交付税は57億円減少します。そのことをしっかり市民に伝え、財政再建に取り組むと明言しているのは鉄永さんだけです。鳥取市の財政が改善したというのは、ごまかしでしかありません。しかも、どうして、ここまで鳥取市の財政が悪化したか。それは無計画な思いつき行政の結果です。お子さん一人あたりの学校図書館費は鳥取市は伯耆町の5分の1しかないのをご存知ですか。地域包括支援センター職員1人当たり、県内最多の1700人ものお年寄りの面倒を見ていることをご存知ですか。それでいながら、13億円もかけて駅前に巨大なアーケードを建築し、県外法人を誘致した看護学校には惜しみもなく助成金をつぎ込む。お金の使い方が市民の方を向いていないのです。また、特別会計や第三セクターに借金をさせて、本体の市債残高を低く見せる手法は、市民に真摯に向かい合っているようには思えません。夢や希望を述べるだけでなく、厳しいことも言っている、そんな正直な鉄永さんこそ、真摯に市民に向かい合っているといえるのではないでしょうか。
(3)だれが県都の長としてリーダーシップを発揮できるか
鉄永さんは県議会議長も、自民党県連の幹事長を務めたベテラン政治家です。基金300億円の決議をして県財政健全化のルールづくりを提案したのも、企業誘致ではなく、地元企業を育成することで、地域産業を元気にしようという県産業振興条例制定の中心になったのも鉄永さんでした。先輩議員を後輩が評価するのは不遜ですが、あてて評価させていただきますと、鉄永さんは広く意見を聞き、慎重に決断されますが、一度、決断するとブレません。慎重に決断するからこそ、ブレないのです。これは市長としては重要な資質です。今の鳥取市政は思いつきで決定するので、ブレまくりです。市庁舎も、もともと現地での建て替えあるいは改修が、駅北口になり、最後は駅南とブレています。いい加減な意思決定だから、ブレるんです。
議会の子で民主主義を本当に理解し、都合の悪いことも主権者に包み隠さず情報公開し、市民の皆さんの声に慎重に耳を傾け、一度決断したらブレない人。そういう人を市長にしたいと思います。そして、私は、鉄永さんこそが適任だと思います。皆様のご理解をお願いします。