県議会は自民、絆の代表質問を終え、明日から一般質問に移ります。
一般質問は本会議で議員1人の持ち時間25分で、自由に議案や県政に対する知事や教育長らに質問をすることができるもので、毎議会ごとに議員全員が質問できるのは、鳥取県議会が誇れるところです。今回、一般質問に立つのは26人。代表質問を加えると総勢28人になります。これだけの議員が本会議で質問戦を戦わせるのは鳥取県議会ぐらいのものです。
前回は鳥取の文化であり、伝統産業である酒造業を守ろうと、地酒育成策に搾って議論しましたが、今回は「教育の今日的課題」と題して登壇します。質問は2つ。一つは今議会で改正が提案されている青少年健全育成条例が、憲法が定める「表現の自由」に反しないかという視点で質問致します。もうひとつは児童・生徒自殺の問題を取り上げます。県内の事例に沿いながら、学校現場の病巣へ切り込むつもりです。
ネットではライブ、録画で放映されるほか、ケーブルテレビでの放送もありますが、関心をお持ちの県民の皆様には是非一度、県議会へ足を運んで頂けましたら幸甚です。
ただ、表現の自由に反しないのかという質問をしても、「判例がある」という主旨の返答が来てなんら発展のない質疑になってしまうのではないかという危惧があります。
有名な判例の主旨は「青少年に有害であるという、相応の蓋然性があれば規制は正当」というものですから、「蓋然性を判断した根拠はなにか」のような質問の方が、議論が進むと思います。
また、同判例では青少年の知る権利を制限するものであることが、補足意見として述べられていますが、この点に関して青少年の権利を制限するに足る根拠がやはり必要だと思います。
ご質問の様子がネットでも拝見できるということですから、是非見させていただこうと思います。
応援しています。
子どもの自殺の問題での質問もあり、25分の間では、全然議論できず、質問の力量の稚拙さを反省しています。ご指摘の点、委員会等で引き続き、質疑を続けていますが、県執行部とは平行線のままです。
12日に改正案の採決を迎えますので、反対するか、付帯意見を付けるか、会派内で議論しています。ご意見をいただければ幸甚です。
内容は県立学校で、自殺が疑われる事案が発生したにもかかわらず、公表されることもなく、事故のように処理されていたというものです。隠蔽体質のようなものを感じていまして、厳しく追及致しました。
ただ、亡くなったお子さんと、そのご家族のことを考え、校名、地域、日時等の固有データは一切伏せさせていただきました。その点はご理解を賜りたいと思います。
もちろん青少年を脱法ハーブから守らねばなりませんが、もしそうなら、きちんとした検査体制を確立し、脱法ハーブの製造販売を厳禁することです。それができない場合に限って、表現の自由への規制へと移行すべきと考えています。