みなさんの意見を聞かせてください。
学校給食を大きな給食調理施設でまとめて作るセンター方式で鳥取市は実施しており、センター業務の民間委託を進めています。学校給食には、センター方式のほか、各校で調理する自校方式、数校分をまとめてつくる親子方式、業者弁当方式などがあります。
僕は昔ながらの自校方式に戻したいし、民間委託ではなく、市直営方式で実施したいと考えています。
給食室が学校にある教育的効果は大きいと思います。
僕たちが給食室で働いている人を、栄養士さんも、調理員さんも、まとめて「給食のおばさん」と言っていました。
とても親しみのある存在で、放課後、残ったリンゴやミカンをもらいに給食室に顔を出してから、校庭に飛び出していったもんでした。
給食時間になると当番がエプロンをして、給食室に給食を取りに行って、「一生懸命作ったんで残さんで食べるんよ」と言われて、給食を教室まで持ち帰っていました。食べ終わったら「ごちそうさまでした。今日のカレー、おいしかったです。ありがとうございました」などお礼を言って、食器を返却していました。
時には「クジラは好かん。いくら噛んでも飲み込めん。もう出さんとって」と言うこともありましたが、そんな時は、「好き嫌いしたら、大きくなれん。死んだクジラも喜んで食べんと浮かばん」と叱られたました。
何気ない会話ですが、これが食育の基礎だと思います。
食事を作ってくれる人への感謝、好き嫌いはいけないと教えること、食材の説明……。
給食の調理員さんたちは、間違いなく学校の先生のひとり。学校に調理員さんたちがいる教育効果は非常に大きいと思います。
自校方式だと、確かに効率は悪いかもしれません。大量調理の持つ経済性は認めなければなりませんが、大量調理のために失われる効果もたくさんあることは事実です。
まず、おいしさ。料理は、できたてがうまいに決まっています。センター方式では、センターからの移動時間がありますし、学校着が遅れてはいけないと余裕を持った出発時間にすることもあって、早め、早めの作業になります。伸びた麺類はおいしくないし、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べたほうがおいしいに決まっています。
第二は地元食材の利用です。鳥取市のセンターは5000食以上を配食していますが、そうなるとロットが5000食分以上そろわない食材は使えなくなるだけでなく、調理機械を使えない規格外野菜も使えません。数十食から数百食の自校方式では、生産農家の顔も見えてきます。「これは近くの●●さんの畑のジャガイモだから、しっかり食べようね」と調理員さんが言えば残せません。子供たちが下校時、畑作業をしている●●さんに「今日のジャガイモ、おいしかった」と言えば、こえも食育。生産者にとっても元気の源になると思います。
第三は各校の行事や学校運営との連動です。校庭菜園で採れた野菜や、体験学習で自分で苗を植えて収穫したお米もも、自校方式では自由に食材として活用きでます。うちの子供はピーマンが嫌いですが、家庭菜園で採れたピーマンはちゃんと食べます。私が通った小学校では、月見学芸会がある日はお団子が付いていました。
第四は、各校で自由になるのですから、各校の先生方やお母さんたちの意見や要望を反映させることができるというメリットです。学校は地域の中で存在します。地域の食文化を学ばせるメニューなども採用しやすなります。
問題は経費ですが、配送経費などは削減できますし、農家や漁師さんからの直接買い付けができれば、かなり食材費も低下することが想定されます。また、地域から調理ボランティアを募ることだって考えられます。もちろん、現在のセンターを廃止して、給食室を新設するには工事費も必要になりますが、これだけ景気が冷え込んでいるのですから、公共工事をすることの意味も大きいと思います。
子供たちにそこまで公費を投入していいのかというご意見もあるでしょう。しかし、次世代をしっかり育てていかないと、この地域の永続はありえないと思います。
みなさんのご意見をお聞かせください。
学校給食を大きな給食調理施設でまとめて作るセンター方式で鳥取市は実施しており、センター業務の民間委託を進めています。学校給食には、センター方式のほか、各校で調理する自校方式、数校分をまとめてつくる親子方式、業者弁当方式などがあります。
僕は昔ながらの自校方式に戻したいし、民間委託ではなく、市直営方式で実施したいと考えています。
給食室が学校にある教育的効果は大きいと思います。
僕たちが給食室で働いている人を、栄養士さんも、調理員さんも、まとめて「給食のおばさん」と言っていました。
とても親しみのある存在で、放課後、残ったリンゴやミカンをもらいに給食室に顔を出してから、校庭に飛び出していったもんでした。
給食時間になると当番がエプロンをして、給食室に給食を取りに行って、「一生懸命作ったんで残さんで食べるんよ」と言われて、給食を教室まで持ち帰っていました。食べ終わったら「ごちそうさまでした。今日のカレー、おいしかったです。ありがとうございました」などお礼を言って、食器を返却していました。
時には「クジラは好かん。いくら噛んでも飲み込めん。もう出さんとって」と言うこともありましたが、そんな時は、「好き嫌いしたら、大きくなれん。死んだクジラも喜んで食べんと浮かばん」と叱られたました。
何気ない会話ですが、これが食育の基礎だと思います。
食事を作ってくれる人への感謝、好き嫌いはいけないと教えること、食材の説明……。
給食の調理員さんたちは、間違いなく学校の先生のひとり。学校に調理員さんたちがいる教育効果は非常に大きいと思います。
自校方式だと、確かに効率は悪いかもしれません。大量調理の持つ経済性は認めなければなりませんが、大量調理のために失われる効果もたくさんあることは事実です。
まず、おいしさ。料理は、できたてがうまいに決まっています。センター方式では、センターからの移動時間がありますし、学校着が遅れてはいけないと余裕を持った出発時間にすることもあって、早め、早めの作業になります。伸びた麺類はおいしくないし、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べたほうがおいしいに決まっています。
第二は地元食材の利用です。鳥取市のセンターは5000食以上を配食していますが、そうなるとロットが5000食分以上そろわない食材は使えなくなるだけでなく、調理機械を使えない規格外野菜も使えません。数十食から数百食の自校方式では、生産農家の顔も見えてきます。「これは近くの●●さんの畑のジャガイモだから、しっかり食べようね」と調理員さんが言えば残せません。子供たちが下校時、畑作業をしている●●さんに「今日のジャガイモ、おいしかった」と言えば、こえも食育。生産者にとっても元気の源になると思います。
第三は各校の行事や学校運営との連動です。校庭菜園で採れた野菜や、体験学習で自分で苗を植えて収穫したお米もも、自校方式では自由に食材として活用きでます。うちの子供はピーマンが嫌いですが、家庭菜園で採れたピーマンはちゃんと食べます。私が通った小学校では、月見学芸会がある日はお団子が付いていました。
第四は、各校で自由になるのですから、各校の先生方やお母さんたちの意見や要望を反映させることができるというメリットです。学校は地域の中で存在します。地域の食文化を学ばせるメニューなども採用しやすなります。
問題は経費ですが、配送経費などは削減できますし、農家や漁師さんからの直接買い付けができれば、かなり食材費も低下することが想定されます。また、地域から調理ボランティアを募ることだって考えられます。もちろん、現在のセンターを廃止して、給食室を新設するには工事費も必要になりますが、これだけ景気が冷え込んでいるのですから、公共工事をすることの意味も大きいと思います。
子供たちにそこまで公費を投入していいのかというご意見もあるでしょう。しかし、次世代をしっかり育てていかないと、この地域の永続はありえないと思います。
みなさんのご意見をお聞かせください。
ほんの数日前にこちらのブログに出会いました。
今回の記事に対しての意見として、結論から伝えさせていただきますと・・・・
かなり賛同致します!!
「食育」が生きる基本、全てといっても過言ではないくらい大事だと考えている人間なので、今回の砂場さんの意見には大いに賛同いたします。是非、明るい鳥取実現の為にご尽力くださいませ。応援いたします。
ちなみに、うちの従業員達も全て砂場さんを応援しております
市の仕事を突き詰めると、街づくりと義務教育になると思います。
そして、義務教育は知識や教養を学ばせるだけでなく、生きる力を育てることが重要だと思います。
ですから、私は給食を食育の要にすえたいのです。
それを県外業者に業務委託し、5000食以上調理するセンター方式では、効率化、経済性を追求することはできても、教育とは言えないと思います。
子どもを育てるんだという思いが鳥取市には希薄なのではないでしょうか。
そんな鳥取市を変えたい。そう、今、強く思っています。
ろびゅさん、従業員のみなさん、応援ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。
もし差し支えなければ、ホームページの「問い合わせ」からご連絡ください。
一度、お目にかかってお話できればと思っています。
自校方式とセンター方式の利点と欠点の全てが砂場さんのおっしゃるとおりです。
「そうだ。そうだ。」と大きくうなずきながら読ませていただきました。
食べろことは、生きることの源です。子どもたちの顔が見えて残菜の少ない自校方式に大賛成です。
応援しています。頑張ってください!!
問題は現場で発生し、その解決策は現場にある。
これがぼくの信念です。
それだけに給食の現場で30年間働いてこられた松井さんの言葉が心に響きました。
引き続き、ご支援をお願いします。
今日初めてこちらのブログを拝見させてもらい早速コメントです。
自校方式の学校給食、どうか実現させて下さい!!
うちの新一になる息子は食物アレルギーがあり、卵・乳製品は食べられません。現在は保育園に通っていて、保育園では除去食・代替食の対応をとって頂いているので、食べられない物があるときには代わりのものがでてきます。
この度小学校に上がるにあたって、小学校でも同じような対応をしてもらえるものだと勝手に思い込んでいたのですが、教育委員会に確認をしたところ、センターでまとめて作っているため個人個人のアレルギーの状態に合わせての除去食・代替食には対応できません。
という返事が返ってきました。
「代わりの食事が出てこない?!]
一瞬耳を疑いましたが詳しく聞いても現状では無理という一点張りの返事が。。
小学校にも聞いてみたところそういう子供さんは、食べれないものが出てきたらおかずそのものを食べないとか、除けるようなら自分で除いて食べるといったような感じです・・と。(この電話の直後から暗~い気持ちになってしまいました)
うちの場合の卵・乳製品どちらも駄目となってくると牛乳はもちろん、卵料理、乳が使われる料理が重なれば食べるものがほぼなくなってくるということになってしまいます。(そういった場合は自宅から持参することも可能なそうですが)
他の友達と比べて一品少ない・・
食べたくても食べられない・・
子どもにとって楽しいはずの給食なのに逆にストレスを感じてしまう。そんな生活を四月から送らなければならない息子のことを思うと不憫でなりません。
特に食べることが大好きで執着のある息子なためなおさらです。
現在の代替食ですら「友達とは違うおかず」というストレスを感じながらも、それでも自分専用のおかずがあるという安心感の中、保育園では不自由なく給食を食べさせてもらってきました。
が、これからは代わりの物すら出てこないというのは辛い現実ですよね。
好きで食べれないわけではないし、同じ給食費を払うのであれば代替食が出てきて当然だと思うのですが。
砂場さんの提案である自校式給食になればそういったアレルギーへの対応も可能になっていきますよね?
息子のように食べたくても食べられない、辛い思いをしているお子さんも結構いるのではないでしょうか。
昔に比べアレルギーの子が増えていますし、今後さらに多くなるでしょう。いつまでも「対応できません」では通らないと思います。そういう子ども達が安心して笑って食べれる給食を提供していただきたいと今切実な願いです。
どうか自校式給食を実現させて、安全安心な食材でかつおいしく食べれる給食をお願いします!!!
、
アレルギーは配慮が必要ですね。
少数者が効率の名の下、我慢を強いられる社会は良くないと思います。
その意味で、自校方式はすぐれた方式だと思いますので、ぜひ実現したいです。
そのためにも、どうか応援をお願いします。
ただ、誤解してるところが、ありますね
給食の食材は、基本、規格外です。まず、人参は、スーパーで見たことのない、太さです。大根、きゅうりは、曲がっていたりなどして、それを、機械とうす為に、カットします。
地元野菜を、使うのは、市の給食を管理している、職員たちの腕です。○○さんの畑の野菜をつかいたいなら、職員と畑の人との話し合いです。安全で、安定供給できるのなら、地元野菜を使って下さい。
衛生面で、民間と市では、民間の方が安全です。市職員は、万一、食中毒を出した時、適切な処置で済みますが、民間は、打ち切り、仕事なくなる、失業、になるため、事故はできません
過去の食中毒事件をみてみると、市でやってる所が、多いのが、わかります。
調理員ボランティアというのは、お母さん達のことなのかは、わかりませんが、素人の方が、食中毒の細菌感染経路、未然の防ぎ方、などを、しっかりとわからないと、思います。安全な給食が、出来ないのでは?
最後なりますが、給食を作る現場では、市の栄養士と、民間の調理員との間に、溝があります。まずは、そこを調べて、うめていかないと、食育は、できないとおもいます。
ご指摘の確認に手間取ってしまったためで、ごめんなさい。
ご指摘の通り、鳥取市の食材は規格外品をカットして使っていることが多いとのことでした。私が聴いた講演会で、機械を通すため、規格外品を使えないとあったのですが、給食会の皆さんに聞いたところ、以前はそうだったけども、地産地消を進めるようになってから、規格外品が中心になったそうです。現場の人たちに確認すればわかってことで、この点は訂正させていただきます。ごめんなさい。そして、勉強になりました。ありがとうございます。
地産の食材を使う上で一番大切なことは、メニューなんだそうです。そして、鳥取市に合併前の旧町村では、栄養士さんが畑に出向き、農家の人と話し合って、何がいつ、どれくらい収穫できるか把握して、メニューを立てた結果、高い地産率になったそうです。やはり、大量調理のセンター方式の限界があると思います。
民間と市職員が、どちらが衛生面でいいかは簡単には判断できません。多分、地方自治体や企業での食堂などを一番引き受けているS社は、食中事案が多いことは関係者の中ではつとに有名ですし、もう何十年も食中毒とは無関係の公立の給食施設もたくさんあります。そして、鳥取市の場合、学校給食会は民間企業として扱われているので、業務委託を結ぶ場合、食中毒事案があると不利になることは民間企業と変わりません。そして、学校給食は市が責任を持って担当すべきものだという考えは変わっていません。もちろん大切な税金を投入するのですから無駄遣いは許されませんが、教育は次世代担う子供たちを育て、才能を伸ばしていかなければならないのですから、効率だけでは判断してはいけないと思います。そして、給食は単なる栄養補給ではなく、食の教育だと思っていますので、民間に委託するのではなく、公(おおやけ)がなすすべきだと考えた次第です。
次に調理ボランティアですが、ご想像の通り、おばあちゃん、お母さんたちを想定しています。家庭での調理も立派な仕事だと思います。そして、多くの岡さんたちは家族のために食の安全にはずいぶん気を使っておられます。もちろん、栄養士さん、調理師さんのような深い専門知識はありませんので、十分な研修や勉強をしていただくシステムを完備したうえで、あくまでも、栄養士さん、調理師さんの指揮監督の下であれば、十分衛生的に活躍していただけると考えています。
最後に民間職員と市職員である栄養士のみなさんの溝というご指摘ですが、お話を伺うとあるよう感じですが、具体的な把握はまだできていません。そして、それが、職場に民間企業人と公務員がいるという制度のせいなのか、個人の問題によるものかは、まだ、判断できていません。もう少し時間をください。
アンズさんのご指摘は勉強になりました。宿題も残っていますが、また、ご批判やご指摘ください。議論を重ねてさせていただきたいと思います。