住民投票で現在地での建て替えが決まったのに、市議会は現在地の建て替え案を巡って議論が続いています。
私は議員は一番民意に尖鋭でならねばと思っていますが、どうも鳥取市議会では通用しないようです。住民投票の結果は約20億円で現在地で建て替えるというものでした。でしたら、約20億で建て替えられるのかの検証ではなく、みんなで知恵を絞って約20億で最高、最良の市役所にするにはどうしたらいいか考えることではないでしょうか。20億円の検証を主張されている市議も居られますが、住民投票で示された意志よりも、自分の考えの方が正しいので、どうしても阻止したいということでしょうか。そうでなるなら、住民投票の結果を軽じることは、住民意思を否定することになるとはお考えにならないのでしょうか。
建築工事は価格はあってないようなものだとサラリーマン時代の経験から思います。耐震強度は同じでも、コンクリートを打ち放しにした壁と、きれいな木材を使って装飾した壁では価格は何倍も違います。税金だから安価にするのか、地域の木材を振興するために市役所に多用して建てるのでは価格は全然違ったものになってきます。そうした議論もなしに、いくらになるかという議論は無意味ですし、為にする議論でしかないと思います。
周辺自治体の庁舎を見てみましょう。岡山県の真庭市役所は地域の木材を多用した木の温もりがあるお洒落な庁舎ですが、そのために価格は随分高くなったそうですが、みんなで議論をして、国の補助金を申請して、あえて高い方を選んだそうです。私も議員として様々な地域にお邪魔して視察しますが、大事なことは表面だけでなく、なぜそうなったのか、議論の過程を含め、きちんと話を聞かせていただくことです。私は真庭市役所が新しくてお洒落であることよりも、そこに至るしっかりとした議論の過程を聴かせていただき、納得をいたしました。
鳥取市の場合も、まずは議論をして基本設計をすることだと思います。高額の税金を投じ、しかも、基本設計前にいくらで庁舎ができるか試算しても、所詮試算でしかなく、税金の無駄遣いとしか思いえません。しかも、試算する業者は公募ではなく、これまで市役所と取引があった業者に随意契約で発注し、検証するそうですが、公平な試算ができるのかという疑問を覚えます。東京や大阪の大手業者に試算してもらうので安心という声を聞きましたが、これほど、建設や設計に頑張っている地元業者の皆さんを侮蔑した意見もないと私は不快に思っています。
繰り返しになりますが、20億円で現地で建て替えると言うのが住民投票で示された民意です。でなるならば、大切なことは20億円で、最高、最良の庁舎に改築するにはどうすべきか議論することであって、20億円ではできないとあらさがしをして民意を否定することではないと思います。
いていたかを白日の下に曝すのが自分の使命」と言わん
ばかりの論法で連日 自分のブログ(外部から書き込み
不能)で その主張を展開しています。
この市議は耐震改修案を廃案に持っていって
新築案を復活させたいのでしょう。
こんな事は絶対許されていいはずありません!!
市議会に浄化作用を施す方法はないかと思案に暮れて
います。
議員が一番大切にすべきなのは民意です。そのことの意味を考えて欲しいと私は思います。民意が間違っているので、自分の正しい考えを曲げるつもりはないというのは、個人としてともなく、議員としては、いかがなものでしょうか。少なくとも私の議員活動は民意を県政に反映させることだと思っています。