豊川南小学校ブログ

箕面市立豊川南小学校の児童たちの活動、
学校のようすを紹介していきます。

平和学習 学年の取り組み

2022年07月22日 | 子どもたちの活動

一学期に取り組んだ平和学習についてです。

6月を平和月間として戦争の恐ろしさや平和の大切さについて学習しました。

1年生

 「えんぴつびな」(長崎源之助 作、長谷川知子 絵)を読み、感想、こんな世界になって欲しい、願い事などを書きました。最初は「戦争って?」「平和って?」という児童が多かったです。まずは平和について思っていること、知っていることなどを発表し、その後に絵本を読みました。戦争の恐ろしさや、大切な物や人が一瞬にしていなくなる悲しさなど、絵本を通して考えました。感想を書く場面では、「こんな平和になって欲しい。だって、こうだから。」など具体的に書くことができている児童が多くいました。

       

 

 

2年生

 「伸ちゃんのさんりんしゃ」(児玉辰春 作、おぼまこと 絵)を読み感想を書きました。平和とはどんなことかということを考え、戦争や原爆についてイメージを持ったうえで、絵本を読み、感想を書くことに取り組みました。平和とは、喧嘩がない、戦争がない、みんながルールを守って気持ちよく過ごせるというような意見が出ました。昔は日本でも戦争があり、原爆が落とされてたくさんの命がなくなったのだということを学びました。感想では、戦争の恐ろしさや悲惨さを訴えるものが多くみられました。

     

 

 

3年生

 「へいわってすてきだね」(安里有生 作、長谷川義史 絵)、「ぼくがラーメンたべてるとき」(長谷川義史 作・絵)を読み、学んだことや考えたことを書きました。また“自分が平和だなと思うとき”をテーマに書くことで、戦争の恐ろしさだけでなく、平和について考えることができました。一生懸命絵本の読み聞かせを聞き、カードも工夫しながら書きました。

   

 

 

4年生

 「いわたくんちのおばあちゃん」(天野夏美 作、はまのゆか 絵)、「あるひあるとき」(あまんきみこ 作、ささめやゆき 絵)を図書の時間に読み聞かせをしてもらいました。

 また国語科の教材である「一つの花」(今西祐行 作、松永禎郎 絵)の学習を通して、戦争時代に生き抜いた家族やその周りの人たちの様子を考えることで戦争の怖さや平和の大切さを考えました。平和学習をきっかけに、「今の自分が考える平和ってなんだろう?」「平和の色って?」「平和の形ってどんな形?」を考え、自分の思う“平和”を紙に表しました。平和にもいろいろな考えがあることに気付くことができました。

   

 

 

5年生

 「すみれ島」(今西祐行 作、松永禎郎 絵)を読んで、感想を書きました。児童にとって特攻隊とは「聞いたことがあるけど、、、」という存在でした。この絵本を通してどんな仕組みなのか、どんな思いでいたのかについて知ることができました。感想を書くときのもたくさんの質問が挙がり、なぜこのような悲しい部隊があるのか、その隊の人たちはどんな気持ちで待っていたのかなど、当時の状況の厳しさについて考えることができました。「ただただ戦争は怖いもの」という感想ではなく、命をかけて戦った特攻隊の人たちの気持ちを考えた感想が多く見られました。

 

 

6年生

 「地雷のない世界へ はたらく地雷探知犬」(大塚敦子 写真・文)を読み感想文を書きました。この学年の児童は3年生のときには地雷のレプリカを見たこともあり、興味を持って聞き、考えることができました。また児童朝会で6年生の代表児童が「平和について考えてほしい」と話し、平和月間をスタートさせました。

 6年生は2学期に修学旅行に行きます。修学旅行にむけて平和についてあらためて考え、学びを深めていきます。


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