我が家の改築で、リビングや食堂に、下がり天井の奥から照らす隠し照明:コーブ照明を
とり入れてみました。コーブ照明とは、こういうものです。下図参照。
調光器のつまみを回して光量を調節します。因みに、調光にしない場合光量は0か100かになります。
うちの下がり天井は、↑ こういうのの見識がない御高齢の方によって無駄に堅牢に造られていて、誰が見ても「立派な棚ができたね~」と言います。地震が来たら頑丈な支えになるだろううけど… 望んでいない >< 天井が低くなって圧迫感。あの方は実際に棚を作ったのかも知れない…意味をわかってないで。しかも影の計算をされていないため、隠し照明をつけると、その対面する向こう側の壁面に段の影ができてしまい、私と家族にとって残念な仕上がりとなっています。インテリア照明には、影の計算が必須です。この件を機に、照明は電気工事のお兄さんと施主で熟考の上で決めるようにしています。
::::::::::::裸電球②より抜粋:::::::::::::::::::
今はこういうの↑があるから、下がり天井とか建築で作らなくても
コーブ照明に似たことが照明器具でできます。すごくいいと思います。
建築によるコーブ照明を考えている方は照明器具をまず検討されると
いいと思います。構造をいじらなくても色んな照明器具が今ありますから。
うちは、隠し照明の為の下がり天井を大工さんが作ったけれど、
こういうので全然よかったやんと思っています。(泣
連結してとりつければ、内装設計・造作によらず器具のみで
コーブ・コーニス照明ができる。知ってたらこれにしてた(泣
定価50000円(税抜)だけど半額以下で買える。
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ただ、コーブ照明は民家にとって優れた照明ではないかと思っています。
人が住む家は、生活に使う様々なものを置くので、ホテルや公共施設のように
すっきりとは行きません。人が生活をする家だから。
普通の下向きの照明だとそのごちゃごちゃした物たちの存在をより一層照らすのに対し、
コーブ照明は天井近くから空間の上部を照らし、ごちゃごちゃを照らしません。
なにも置いていない壁面や天井を照射します。また我が家の場合両サイドを
コーブ照明にしているからか、そこからの間接光だけで十分に過ごせます。
中央の吊り照明を点けなくても、両サイドからのコーブ照明で足ります。
もし手元の明るさが足りなかったら、テーブルランプなどで補えばいいです。
上記の理由で、コーブ照明は民家に適している照明ではないかと私は思います。