性暴力を受けて泣き寝入りせずに闘っている伊藤詩織さんなどの女性たちはネットを中心に、誹謗中傷を受けています。闘っている野党議員（特に女性議員）や、現政権に反対している諸分野での著名人たちもそうですし、生活保護を受けている人や、納税額が少ない人もそうです。
その誹謗中傷には、あまりにも教養や品性がないもの、知識や認識が明確に誤っているものがたくさんみられます。それらがどんなにバカなものか、幼稚なものか、下劣なものか頭ではわかっていても、人は傷つけられるものです。頭と心は違うんです。人は機械ではないのだから、頭では理をしっかりと捉え自信をもっていても、心ではズタズタに傷ついたりします。それは、自分が意識していないまま、気丈にふるまっていても侵行したりします。
私の家族は、頭ではっきりわかっているから心でもあまり傷つかないそうで、人の性質によって差異があるようです。相手にどんなに理がないか、誤っているか、滅茶苦茶か、頭でわかっていても、だから心は傷つかないとはならなくて、その傷の深さは人によって違い、場合によっては自殺に至ることもあります。
このことは、闘う人の支援者や、ご家族、友人には是非理解していただきたいことです。
的外れな非難や中傷を浴びせられても「バカには構わない」「動じることはない」
というスタンスで、心に侵入させないタイプのタフな人達がいる一方で
頭 ≠ 心 の度合が強く深く傷ついてしまう人がいますので
頭 ≒ 心 な人ばかりではないことを、私からもささやかに
世の中に訴えておきます。そこの違いで、例え仲間として一緒に闘っていても
わかりあえない局面が出てきたりします。自分がそうだからと、頭≒心 という前提で
行動すると、頭≠心 の人にとって拷問的な苦痛を与えることになったりします。
その苦痛は、頭≒心 の人には、わからなかったりします。
私も家族と話していて、性質の違いがよくわかったしだいです。
そして、その心の傷つきは本人が自覚していなくて（蓋をしているのだと思います）、深く侵行し、
ある日自殺するということが起きたりしています。それまでのふるまいがしっかりと理知的で
あったとしてもです。人間は機械ではないから、思考ではっきり理をわかっていても
心は、どんなに低劣で野蛮で的外れな中傷にも、侵蝕されてしまうことがあるのです。
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「今朝は親であることが楽だ。人格は大切だ、真実を伝えることは大切だ、いい人であることは大切だと子供に言えるから」