嘘の上に何かを積み上げると、巨大な負の構築物ができる。
嘘の上から塗り固めて物事を進めることは、無責任の極み。
:::::嘘に端を発した負の構築物より:::::::::::::::::::::
嘘(あるいは自己欺瞞、自己洗脳、捻じ曲げ、ひねり上げ、あるいは偽装)から始まる物は
最初から失敗が約束されている。それを、どうにかなると思って見切り発車・断行することは
物事をなめきっている。「偽装が偽装だとばれないまでに、塗り固めていけばいい」とでも
いうかのように。嘘を必死で塗り固めていっても、醜い作品にしかならないのに。
「自分も関わる人達も、大丈夫。(うまく騙せる)」と思ってやってるらしい。
嘘つきは、蔑ろにする。絵描きで言えば1つ1つの筆を、ピアノ弾きで言えば鍵盤へのタッチを、
数学で言えばすべての数式の緻密さを、子育てで言えば乳児を扱う手つきを、蔑ろにする。
1つ1つの働きかけは、小さくてとても大きなもの。そこに真実が現れるのに。嘘つきは
それらがどれだけ物を言い、ことを左右するかをわかっていなくて、軽く見積もって、
雑に行い、雑なくせにそれを尚積み重ねて行けば、「大丈夫」だと思ってる。
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その嘘は、自分の為。自分の都合に端を発した間違った見切り発車によって
生まれてくる関係者たちに悲劇が起こるのは予め約束されている。
嘘つきは、最初の嘘には触れられないよう堅牢な要塞で隠す。他人にも自分にも。
sono tobira niwa huretewa dame 蓋を開けるやつは許さない
Never touch.
そして嘘の上に積み上げる1つ1つの物事には、逐一嘘の建前が必要になってきて
その度に嘘の建前(欺瞞)を振りかざして積み上げていく。
それは世間からの見栄え完璧なものである。自分の為に嘘に嘘を重ねているだけなのに
世間から見てダメだししようのない立派な建前を逐一用意する。嘘つきは嘘の為に頭を使って
いる故、欺瞞が巧みである。欺瞞が自己目的化してライフワークになっているのだから。
(偽装が粗末で馬脚を出しまくりの仮装レベルの嘘つきもいるが。
参照:気づいていれば半分解決してる)
嘘の建前(欺瞞)の例: あなたのために 社会のために モラル
”見せかけの非利己主義のすぐ後ろには、かすかな、だが同じくらい強烈な自己中心主義が隠れている。”
「愛するということ」エリッヒ・フロム
嘘がライフワークと化した嘘つきは、洗練された巧みな欺瞞(偽装)の技術により
多くの人達の目を欺くことに成功する。
しかし、中には 欺瞞に気づこうとするふとどき者が出てくる。
嘘つきは、ふとどき者に慌て、より一層の建前の嘘を力んで頑張り、かれに他の人達と同じように
自分を見させようと勤しむ。その時にかれの好物を与えたり、かれに恩を着せようとしたりして
自分を疑う気持ちを封じ込めようとする。が、ふとどき者はその手にも乗らず澄んだ目で
欺瞞をついてくる。嘘つきは、かれを黙らすために建前の嘘をより強力かつ巧妙化してがんばる。
それでもふとどき者は黙ってくれず、嘘つきのおかしさを暴き、核心(大本の嘘)に近づいてくる。
Don't tell lies.
Never touch.
Don't tell lies.
ふとどき者に嘘や詭弁が通用せず、負けが確定した時に嘘つきがすること
逃亡。
逃亡の中身:文字通りの逃亡、ふとどき者を自分と取り巻きから隔離し関係を遮断しふとどき者の声を聴かせないようにする、粛清する、ふとどき者をキチガイ扱いし、話をまともに聴かなくていいと扱う、ふとどき者がなんらかの診断名を持っている場合、症状のせいにしてかれのいう事を無効化する、被害者ポジションをとりふとどき者を加害者に仕立てあげるストーリーを作る、詰め寄ることを罪とする、今までのやりとりの過程(嘘つきの様々な詭弁を暴く過程)を無効化する、論理の追及自体をナンセンスにする、1+1=3 と開き直る…
そこにはちっぽけな正体が転がっている。無様。
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嘘は、その人を大きくなどしない。小さくする。
嘘を自信満々に上から目線で超越者風情で言えば、その人は大きくなるか。ならない。小さくなる。
欺瞞は人を小さくする。弱いものは弱いまま、どころか、弱さを硬直的にガチガチに隠すほどに
それは水面下で肥大化する。欺瞞と真の強さは反比例する。
嘘つきは、自分以外を高い所から見下ろして、分析し舌鋒鋭く批判するが
自分の分析、批判は少しもしない。
嘘の上に積み上げているから、「絶対に触れてはいけない」から。
嘘の上に積み上げていない人ならば、人から自分の間違いや浅慮を指摘されても聞き入れる
ことができる。でも欺瞞が自己目的化した嘘つきは、人からの指摘は自らのメンツを脅かす
脅威となり、受けつけない。メンツを死守することは、人を悲惨な方向にだけ連れて行く。
よい方向には決して連れて行かない。欺瞞、メンツ、これらは自己愛によるものである。
汚れた手で尊いものを触るべきでない。
最初から尊いものには触ろうとせずに縁遠くあり、欲望に忠実な人間の方が、潔くて清らかだ。
自己愛で動いているだけなのに見せかけの非利己主義、利他主義で偽装している輩の邪悪さと
それによる深刻な被害、とりかえしのつかなさには途方もないものがある。