日本では、カーテンを床につかないすれすれの所で几帳面にしつらえるのが
広く普及したやり方だが、
私は床にズドンと裾をぞろびかせて使うのが好き。
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そのやり方をパドリングスタイルとかブレイクスタイルと呼ぶそうだ。
なんでも名前がついてるんだな…
カーテンをあえて長めにし裾を床に垂らして使用する様式。ヨーロッパで人気だそう。
特にベルベット生地なんかはこの様式が勧められている。ベルベットのカーテンが
床すれすれに浮いていたらなんだか物足りなくて不恰好。ズドンと床に溜まっていて欲しい。
---------(2022.3.2挿入)--------------------------------------------------------------------------------
ベルベットカーテンにパドリングスタイルが推奨されている一番の理由がわかった。
重いから!もし床にぞろびかせず浮かせていたら、
カーテンを掛けているレールのランナーの穴が重みで破壊される可能性がある。
カーテンレールのランナー
穴の周りがしっかりしてたら心強いけど、細かったら破壊される恐れが><。
また、緞帳生地の重みをずっとかけられているとレールがたわんだり、レールを
支えているビスも過酷さに耐えられなくなったり、無理な負荷が家にかかったりする心配。
だから床に垂らしておくのが安心。
先日きつね色のベルベットのカーテン(2m巾×270cm丈)が届き、レールにつけようとした所、
ホームセンターで買ったそのレールのランナーの穴周りの細さに心配になった。カーテンを
とりつける時は2人がかりで、1人がカーテンを持ち上げ、もう1人がフックをランナーに
引っ掛けていった。誰かがカーテンを持っていなければランナーが次々に破壊されていたと思う。
カーテンレールを買う時には、ランナーの穴周りが頑丈そうかを見て買うのがよい。
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この様式のよさ。
几帳面に長さを測ってしつらえる必要がなく、だいたいの長さを測って
それより多めにたっぷり丈をとればいいので、気が楽。
そして床に接しているから断熱性や遮音に優れている。
そして、なんだか鷹揚で見ていて安心する佇まい。
白やパステルカラーのカーテンだとわからないけど、色柄物だと
裾に汚れがついてうす汚くなるといったことはそんなに心配要らないと思う。
多少はなっているのかも知れないけれど、私には全く気にならない程度。