性暴力・セクハラ被害に遭った女性は、哀しいことに、誰に相談するかも慎重になるべきです。
相談したことによる2次被害、3次被害が、問題になっています。支援に携わっている良質な人達は
この問題を重く受け止め、呼び方を「2次加害」と敢えて呼ぶようになっています。
同じ女性でも、全く理解してくれない人、わかろうとしてくれない人もいて、当事者こそが専門家に書いたような
嫌がらせめいた思いやりのない指摘をされたりして、わかってもらえないという気持ちを繰り返します。理解していないし
わかろうともしない人から、上から目線で知的言語を滑走させた的外れな指摘をされることは、耐え難いものがあります。
そこにあるのは、理解しようとする真摯な気持ちではなくて、なにか次元の違うもの(低いもの)だからです。
同じ女性なら、同性として仲間になりたいところですが、そういった形で返って来ると哀しみは更に深まります。
同じような経験をした元被害者や、当事者、あるいはきちんと教育を受けた支援者に話すべきです。
そういった人達なら、心ない言葉をぺらぺらと被害者に向ける人はあまりいないでしょう。
とても哀しいことですね… でもそれが本当のことです。相談する相手の見極めは大事です。
自身が経験した人に話せば、1言っただけで100わかってもらえたりします。経験者は、加害男性の行動パターンや
思考パターンを知っていて、そのパターンは、だいたいどの加害男性にも共通しているものです。
だから経験者と話せば、わかりあえるんです。そういう打てば響く人に、被害女性たちが出会えたらよいのですが。
(関連: Japan's secret shame 被害者に何が起きるかは似通っている)
(Resilience:「回復力」「復元力」「弾力性」などと訳される言葉)