イムジン河 加藤和彦 北山修 坂崎幸之助 2002.11.17 NHKホール 新結成記念解散音楽會より
とても美しい曲だと思います。父が、このライブのDVDを家で見ていました。
2002年に、加藤和彦と北山修、そしてザ・フォーク・クルセダーズの大ファンであった坂崎幸之助がはしだのりひこに代わるメンバーとして、フォークルを再結成し、一度きりのコンサート『新結成記念解散音楽會』を開催しました。その時のDVDです。2006年にも同じメンバーで一夜限りの再結成をしましたが、
2009年に加藤和彦さんは、うつ病で軽井沢のホテルのコテージで自死されました。享年63歳。
死の直前にはうつ病が悪化していたそうです。彼は、妻の安井かずみと同じく日本基督教団のクリスチャンだったそうです。
フォークルは、北山修と坂崎幸之助により再始動しています。北山修さんは精神科医で、九州大学名誉教授。
坂崎さん大好きです。フォークへの真摯な姿勢をずっと継続されています。彼の変わらなさはすごいです。それにギターも歌も上手過ぎる。
この曲を知ったのは、映画「パッチギ!」だったか。フォークルは知ってたから、前から知っていたかも。
私が京都に住んでいる時、この映画のロケがあっていました。
二条城の近くに住んでいて、三条商店街を夜通ると、井筒監督と俳優たちがロケをやっていました。
この曲も、いいですね。 ↓ 詞:サトウハチロー 曲:加藤和彦
悲しくてやりきれない/北山修 坂崎 北山修、九州大学定年退職を記念して2010年3月21日(日)さよならコンサート
保養先で出会った子とも、歌っていました。とても美しい歌です。
こんな歌を作曲した加藤さんが、うつ病で自死されて、父も私も悲しんでいます。遺書には、
「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」と
綴られていたそうです。これは、どういう意味なんだろう。私は彼のかつて生きた時代を知らないから、どういうことなのかわかりません。
ただ、今の世の中が、行き着くところまで行き着いた殺伐にも程がある状況だというのは私もわかっています。
父からかれらの音楽を教わったように、私も子どもに聴かせています。昔の歌って、本当に真心がありますよね…
こういう上質な歌を子どもにたくさん聴かせようと思っています。
あの素晴しい愛をもう一度 北山修作詞・加藤和彦作曲
加藤さんの曲は素晴らしいです!これも「パッチギ!」で流れていました。
昨今売り出される歌には、「靖国の桜はキレイでした」とか「万歳」とか「Nippon」「Hinomaru」とか、
日本におけるネトウヨ化に乗じ、醜い時流におもねった、聞くに堪えない俄か愛国歌が散見されます。
クアラルンプールの桜も、オックスフォードの桜も、うちの近所の桜も、きれいです。
在日問題については、色々な気持ちを持っていますので、仲間のみなさんと学習会をしていきたいと思っています。
血統主義的な考えで在日韓国人との結婚を嫌がることに対して、私の親は
我々日本人および日本文化となっているものは、朝鮮(あるいは中国)にルーツがある
陶磁器などの様々な技術、文化は、半島や中国から伝来したものだ
既に私たちの血は混じり合いを繰り返している、雑種だ と一蹴していました。
父方の祖父は長崎で、その家系は「南蛮人や紅毛人」を思わせる顔立ちの人達が目立ちます。(関連:焚書の想い出)
私たちは混血の雑種なのに、途中から血統を気にして嫌うなんて 歴史を知らない無知だ
と、親は言っていました。
小中学校の歴史で、様々な技術、思想、文化が朝鮮半島や中国から日本に伝来したことは学んでいます。