
ハリソンさん、
「この人からは
クレールさんへの情熱も
大して感じ取れないし、
やってる事からすると
王のスパイかも」
…なんて妄想が広がって行きます。
ひょっとしたらエクトル氏は、
ハリソンさんとは違って
ギャーギャー騒いだり、
周りに自分から触れ回ったり
するようなタイプじゃ無いから
かもしれないのに。
この後、
ハリソンさんはマルセル相手に
「国家存亡にも関わるかも
しれない陰謀論」
を展開させ、
マルセルを呆れさせますが、
その一方で、
ある点については
救われたような
気にもさせるのでした。
人々の中に紛れて
言動を探るために、
お偉いさんが街に放った
スパイが当時本当に
いたようです。
ベートーべンに至っては
皇帝や貴族の悪口、
政治へのいちゃもんが
警察を通して全部
バレちゃってたとの事。
耳がよく聞こえないために、
筆談相手に対して
大声で答えるので、
遠くからでもスパイには
彼の言っている事が
丸聞こえだったのだそうです。
それでも
しょっぴかれ無かったのは
「彼を庇護する貴族達が
いたからだった」
というのは皮肉な話です。
❄️ 続きは1月10日/土曜日
またハリソンさんのせいで
話が別の所へと飛んでしまいます。