18世紀フランスで
旅行する場合の謎ルール
の中の3つ。
宿泊施設の経営者は、
宿泊者の情報を
到着から24時間以内に
警察に届けなくては
ならない。
スイス人と
スコットランド人
以外の外国人旅行者が
死亡したら、
荷物は没収されて
王様の物になってしまう。
パリから馬車で行く場合、
途中で乗り物を
変えたくなったら、
現地点から2駅先までの
通行税を前払いした後に
出発する。
ハリソンさんは
最後の件に前の旅行で
引っかかってしまいました。
しかも該当したのが
王家直轄区間だったので、
2倍の金額を払わされた
のです。
今回は馬車のみで行くと
決めたのですが、
第15話「トリシャン・コード」
のリヨンで出会った
ブラウン商会支店長、
フレディ君が「トリストラム・
シャンディ」7巻33〜36章の
事を思い出して、
通行料等でイヤな目に
遭わないように、
その他にも色々出費は
あるだろうからと、
お餞別のお金をくれたの
でした。
そういう事もあって、
ハリソンさんは帰国後、
田舎で居住する村周辺の
道路整備と料金所設置の
準備委員会に駆り出され
るのを断れなくなるの
でした。
ハリソンさんが空想の中で
振っている旗の文句、
Harrison and Freedom
は、
1763年に新聞で英国王を
批判して投獄された
下院議員のジョン・
ウィルクスをヒーロー視
した民衆が、
政治運動のスローガンと
した言葉
「ウィルクスと自由」を
パクっています。
続きは9月19日(日)