ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

25-5 従者がバカにされているのに主人はボ〜ッとしてる気だろうか?

2021年12月21日 | 第25話 貴族になれない私達



 それでもマリアンヌさん、
心の中では本当に喜んでると思いますよ。

 またしてもマルセルは、エクトル氏に
「そんな事も分からないの?」
みたいな事を言われてしまいました。

 所でハリソンさん、
前半9話9ページ目では
「人間の知識は、境遇や興味によって
偏りやすいものなんだよ。
だから自分が知っている事を
知らない人がいるからといって、
バカにしちゃあいけないんだよな。」
と言い、帰宅後のマルセルを慰めています。

 その後、マリアンヌさんについては
エクトル氏と同じような事を言った後で、
「ひょっとしたら職業柄ありがちな誘惑から
身を守るためにそうしているのかもしれない」
と付け加えています。

 彼女の愛読書「ヌーヴェル・エロイーズ」については
「聞いて呆れると言ったら年寄り扱いされた」
とボヤいていました。
そして、自分の方がルソーより7歳もヤングだ
という事をシッカリ強調しています。


 その時は、マルセルをバカにした連中が
目の前にいませんでしたが、
今はその中のセンターマンが、すぐそこにいる訳です。
果たしてハリソンさんは、どうするんでしょうか?


🍁 ハリソンさんが取った、
またしてもアヴァンギャルドな行動に
一同ドン引き?!
続きは12月23日/木曜日

 

 


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