ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

25-2 ハーブティーではなく塩珈琲をs'il vous plaitした男

2021年12月13日 | 第25話 貴族になれない私達
  


 クレールさんの
元婚約者だと思われる人物、
こういう時はハーブティーでも
頼んだ方が心の乱れを抑える
効果が期待できそうなのに。

 せっかく薬草・香草の本場の
プロバンスに来てるんだし、
飲むんだとしたら
カモミールやレモンバーム、
ラベンダーのお茶の方が
効くのでは?

 コーヒーだと、
神経が鎮静するよりも
興奮しそうです。
落ち込んだ心を上向きにする
という点では良さそうですが。

 コーヒーに塩を入れると
味がまろやかになると言って、
飲んでる人が現代では
結構いるようです。
私は「世界ふしぎ発見」で
そのような飲み方があるのを
知りましたが、
コーヒー産地の一つエチオピアでは、
昔っからやってる
普通の飲み方らしい。

 この物語の青年の場合は、
コーヒーにこだわりが
ある人のようで、
自分で色々美味しい飲み方を
試している内に独自に
この飲み方を発見したのでした。

 17世紀の後半には
カフェオレがフランスで
飲まれていたようです。
他にはチョコレートを入れて
飲んでいる人もいました。
18世紀では
かのボルテール氏が
愛飲していたとの事。


 🍁 マルセルは青年と
どこで出会ってたんでしょうか?
続きは12月16日/木曜日

 

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