天使さん達とは
27話冒頭でローラン師を
先頭に行列組んで
やって来た孤児院の
子供達の事。
この子供達と
サン・フランソワ
小さき兄弟黎明会の
人々との関係は
この物語全体の最後で
ハリソンさんにも
大きな影響を与える
力となるのです。
ここでまた
聖マルティヌスの話、
別バージョンが浮上
して来ました。
暗黒の中世は
ファンタジーや
フィクションの中だけの
世界となりつつあった
18世紀中頃。
商工業や科学と技術、
文化が目まぐるしく
発展して行く最中に
生きる人々にとって、
理不尽かつ過酷な
だけで終わる物語は
受け入れがたいものと
なっていました。
聖書が原作の
芸術作品でさえ
結末が変わって、
主要人物が生贄となり
悲劇に終わる筈が
特例で命を救われる
という筋に
書き換えられた
例までもあったのです。
なので、
聖マルティヌスの奇跡劇
のハッピーエンド・
バージョンもあり得る
のではないでしょうか?
⛪ 続きは何日か後。
4人のもとにあと1人、
仲間が合流。