リュシエンヌは幼なじみの
ヴァンサンの元へとまっしぐら。
後から入って来た
茶色いおじさん達には
挨拶もせず、ヴァンサンへと
嬉しそうに話しかけてます。
一方のヴァンサンは
邪険では無いにしても、
何か諦念を纏って悟り切った
かのような雰囲気。
前年にパリで没した人気作曲家
ジャン・フィリップ・ラモーの曲は
マルセルや子供達が
「わちゃわちゃといい気なもんだ」
とか、
斜に眺めての選曲なんでしょうか?
ちなみにラモーって人、
バイオリンをギターみたいにして
弾いてる肖像画が残ってます。
この曲のタイトル、
日本では
「ソローニュの〇〇」の形で
様々な訳があるのでした。
〇〇には
「雛鳥(ひなどり)」
「お人好し」
「抜け目の無い男」
等が入ります。
原曲はクラブサン
(ハープシコード)用の曲です。
ラモーの曲の中でも
親しみ感がある曲なので、
CDや配信でも
見つかりやすそうです。
もし、この場面で子供達が
伝ラモー作曲のあの超有名な童謡
「きらきら星」を18世紀の元歌で
歌い出したとしたら、
ノアイラさんの不安は更に
高まってしまうのでは
無いでしょうか?