以前にも「遠い」においていわゆる県の出先機関からの所要時間について触れた。きっかけになったのは飯田から売木村へ行くのにどの道が早いか、という疑問から始まった。よく利用するgoo地図のルート検索で売木村までは92分となった。今回も同じgoo地図のルート検索で飯田にある地方事務所から売木村まで検索をあらためてかけてみると、国道151号線周りで96分と算出された。4分の差は何なんだろうと思ったが、わたしが以前起点と終点にした場所と少し違った、ということにしておこう。いっぽう国道153号線周りで検索してみると、100分と算出された。この差は単純に距離差からくるものなのだろう、前者は44.5キロと、後者は46.5キロと算出された。その差2キロということだが、実際に走ってみると、以前にも触れたようにどちらも45キロほどとその差はほとんどない。さらに検索された90分というほど時間を要しないことは、「遠い」でも触れた通りだ。おおよそ1時間、実際のところ1時間を少し切るくらいが通常の所要時間だ。
昨日も午後打ち合わせがあって売木村へ。かつてのイメージがあるから、あまり考えないと自然に国道153号線の方に足が向く。売木峠のトンネルが開いてからというもの、一般的には検索通り、国道151号線周りの道を選択する人が多いようだが、わたしの記憶と、実際の経験値から自然とその逆の道を選択するのが通常だが、昨日は国道151号線ルートを選択した。時間帯もあるのだろうが、昼前後の売木行きは、国道151号線周りなら1時間はかからない。が、ネックになるのは阿南町早稲田から新野までの国道151号線だ。とりわけ帯川から新野まで続く上りは、途中に登坂車線がひとつもない。上り坂が連続し、そこそこの急坂だから、ここに大型車が走っていると所要時間がかかる。カーブの連続だから追い越す車はほとんどいない。大型車が避けてくれないかぎり、低速で新野まで走ることになる。避ける場所もなかなかないのがこの道。山間にありがちな既設の道を拡幅したというような例なら、かつてのカーブ区間に駐車帯ができたりするのだが、帯川新野間はほとんどが新設された道路だからまるで標準断面を連続したように幅は一定している。その路程のほとんどで車が走っていない、平谷売木間の国道418号線の環境と比べると、おそらく通常は国道153号線周りの方がほんの数分だが平均的に早いのが実際と思われる。
さて、昨日の帰り道は、売木から帯川に連絡する県道を売木川沿いに下って帰った。実際のところこの道だとどのくらい時間を要すのか知りたかったということもある。近年この地域は大雨が降ることがなく、災害復旧工事で通行止めという区間が飯田下伊那にはない。ということで「通行止めではないだろうか」と不暗視することなく安心しておおかたの道は通行できる。売木から阿南町日吉まで6分、日吉から帯川まで11分。合計17分で国道151号線に出ることができた。この間すれ違う車はいつも通り皆無。もちろん前の車に追いつくということもなかった。それほどスピードを出したという印象もなく、少し早めという感じの行程だった。この間を前述のgoo地図でルート検索すると、新野周りは12.6キロ27分、日吉周り県道は13.3キロ30分となった。ようは距離にして1キロの差はなく、時間差もそれほどないということ。実は日吉ルートが意外に早いということになるだろうか。実際のところ日吉周りの道は、「落石注意」看板が多く、路肩に巨大な落石がある光景を数箇所通過した。もちろん最近落ちたようなモノ。したがって場合によっては危険を伴うということで、やはり選択しない方が良い道、なんだろう。落石の間を縫ったり、「でかい」と思うような落石に遭遇すると、ちょっと尻がモゾモゾする。
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