今週、福井鉄道福武線の存続問題に関して、沿線自治体での動きが本格化した。
まず、鯖江市では昨年提案していた遠足の運賃の一部助成を開始した。沿線3市にある保育園・幼稚園・小学校(低学年)、子ども会などを対象として、福武線を利用して鯖江市内への遠足や交流、体験学習を行う場合に、運賃の1/2、1人390円を上限として補助するという。団体割引が適用される場合は、割引後の料金に適用されるという。詳しくは下記を参照されたい。
・鯖江市:福井鉄道福武線利用促進野外学習等事業補助制度について
また、週末には鯖江市と越前市でそれぞれ、福鉄福武線の活性化を目指す市民団体が発足した。鯖江市では区長会、老人クラブ連合会、鯖江商工会議所など18団体による「福井鉄道福武線利用促進鯖江市民会議」が発足。越前市では、自治振興会連合会、武生商工会議所など16団体による「越前市・福武線を応援する連絡協議会」が発足した。福井市でも今月末に支援組織が発足する予定とのこと。6月半ばには3市の組織による協議会も発足する予定となっている。これらの市民団体では今後、乗る運動や啓発活動などを広め、福武線の活性化に取り組むという。
福武線存続に一定の道筋がつけられ、市民グループの活動も始まりつつある。また、沿線3市、とりわけ鯖江市は少しでも利用促進につながるようにと、これまでに提案していた振興策の実行に移っている。鯖江市ではこれまでにも、市民グループがいち早く署名運動を展開するなど、福鉄電車の存続に積極的な取り組みが行われている。
一方の越前市。路線区間が短く、駅数も少ないため、市民間での取り組みはいま一つであった。それでも、福武線存続に否定的な市民だけではなく、今回の市民団体立ち上げにまでに至っている。ただ、先の再建枠組みにおける維持修繕費の負担割合については、3市均等の額に不満との声が市議会にあり、駅数や利用状況で割合を決めるべきとの意見も依然根強い。
まだ3市間での温度差が残る部分が不安ではあるが、市民グループの活動や、鯖江市の取り組みなどにより、福武線の利用増加や改善につながることを、いち利用者としても願いたい。
まず、鯖江市では昨年提案していた遠足の運賃の一部助成を開始した。沿線3市にある保育園・幼稚園・小学校(低学年)、子ども会などを対象として、福武線を利用して鯖江市内への遠足や交流、体験学習を行う場合に、運賃の1/2、1人390円を上限として補助するという。団体割引が適用される場合は、割引後の料金に適用されるという。詳しくは下記を参照されたい。
・鯖江市:福井鉄道福武線利用促進野外学習等事業補助制度について
また、週末には鯖江市と越前市でそれぞれ、福鉄福武線の活性化を目指す市民団体が発足した。鯖江市では区長会、老人クラブ連合会、鯖江商工会議所など18団体による「福井鉄道福武線利用促進鯖江市民会議」が発足。越前市では、自治振興会連合会、武生商工会議所など16団体による「越前市・福武線を応援する連絡協議会」が発足した。福井市でも今月末に支援組織が発足する予定とのこと。6月半ばには3市の組織による協議会も発足する予定となっている。これらの市民団体では今後、乗る運動や啓発活動などを広め、福武線の活性化に取り組むという。
福武線存続に一定の道筋がつけられ、市民グループの活動も始まりつつある。また、沿線3市、とりわけ鯖江市は少しでも利用促進につながるようにと、これまでに提案していた振興策の実行に移っている。鯖江市ではこれまでにも、市民グループがいち早く署名運動を展開するなど、福鉄電車の存続に積極的な取り組みが行われている。
一方の越前市。路線区間が短く、駅数も少ないため、市民間での取り組みはいま一つであった。それでも、福武線存続に否定的な市民だけではなく、今回の市民団体立ち上げにまでに至っている。ただ、先の再建枠組みにおける維持修繕費の負担割合については、3市均等の額に不満との声が市議会にあり、駅数や利用状況で割合を決めるべきとの意見も依然根強い。
まだ3市間での温度差が残る部分が不安ではあるが、市民グループの活動や、鯖江市の取り組みなどにより、福武線の利用増加や改善につながることを、いち利用者としても願いたい。