役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

イチロー選手の強さ

2010年09月26日 11時58分32秒 | Weblog
先日、
イチロー選手が
今年も200本安打を放ち
メジャーリーグ10年連続
200本安打を達成しました。


達成した試合当日のスポーツニュースで
イチロー選手は苦しかった心境を告白していました。

「ベンチを見たら
 チームメイトが喜んでくれているので
 喜んでいいんだなと思いました。
 2年前にあったことが
 トラウマになっていたので複雑な心境です。」

2年前のこと・・・

200本安打の記録を毎年達成して行く中
低迷するチーム内で
イチロー選手が個人記録ばかりに目を向けていると
批難する者が現われチームに
不協和音が起こったことがありました。
彼への妬みからでしょう。

日本の「和」を大事にする野球で
育ったイチロー選手にとって
チームメイトの批難は、
野球を愛する彼の心を
切り割くほど痛切な痛みだったに違いありません。

彼は、ただ野球が好きなだけで
一生懸命に
全力で野球の規則に則り
それに取り組むことが
彼の仕事で・・・。
ただそれを
真摯にこなし続けていただけだった。

愛する野球を一生懸命やっていることを
批難されたら
今までやって来た自分は何だったのだろうか・・・
きっと思い悩んだに違いありません。

規則を順守し
自分にできることを
精一杯やっている
それを避難されたら・・・・

男は誰でも
「男」というプライドのようなものを
持っているから、
それが邪魔をして
弱さを見せることが出来ない。

野球の神様がいるならば
彼は
神の領域まで達したような選手。
だからなおさら
弱みを見せることが出来なかったはず。

なのに
その時のことを
彼は「トラウマ」とさらりと言ってのけました。

簡単では無かったと思いますが
苦難を乗り越え
いとも簡単に
弱さをさらりと口にしているところ
これが、彼の最大の強さであると私は思います。

短い言葉に含蓄された
奥深い言葉を発するイチロー選手
さすがの一言です。

彼の偉業に
心からの賞賛と
拍手を贈りたいと思います。


。。。。


 

結局、不起訴・・・海上保安庁巡視船の中国漁船公務執行妨害逮捕者釈放事件に思うこと

2010年09月26日 10時07分07秒 | Weblog
先日から気になってたニュースなんですが・・・

海上保安庁の巡視船が
中国漁船に衝突されて
公務執行妨害で逮捕した事件の続報。

病院行ってて
昨夜の「朝まで生テレビ」を観るまで知らなくて・・・。

詳細を報道で知ったのですが・・・
どうやら那覇地検の判断で
拘束中の中国人船長を釈放したみたいですね。

テレビのインタビューで
那覇地検のエライさんが
「政治的及び経済的側面を判断して
 釈放した」  と・・・

政治的側面?
法令と証拠による検証の正義は?
司法の独立は?
日本の民主主義は三権分立では・・・・
いったい何故・・・
そんな疑問が生まれましたが
専門家は賛否両論いろいろ言ってました。

いろんな中国の報復活動が
重なったこともあり
結局、
中国国内で軍事境界線に入ったと
言いがかりをつけられた
日本の会社フジタの4人の社員が
拘束され
死刑もにおわす様な中国のあの対応に
最終的に負けてしまった感があります。

とりあえず
表面的に
日本は外交面で弱腰であること、
圧力に屈すると言うこと、
更には
テロに屈するということを
内外に知らしめてしまったような感じがします。
そうです
ペルーの日本大使館襲撃テロで
ときの橋本首相が逃げ腰で
何の解決策もなく
フジモリ大統領に
「ただただ平和的解決を」
と要請しただけの逃げ腰外交を思い出しました。
北朝鮮の拉致問題もしかりです。
またか・・・という失望感です。

とても残念です・・・・。

仙谷さんの判断で
命令したらしいですが
日本の国としての判断であることには
変わりないのですから
国民は総意として受入れるしかありません。

今の日本の体制では
しょうが無いのかもしれません・・・。

証拠の一部始終を撮影したビデオがあると
一部の報道が言っていたので
不起訴(処分保留の釈放らしいですが)になるなんて
思ってもいなかった。

なのでかなり
がっかりしながら
ふと、あるものが頭をよぎった・・・。

推論というかシナリオというか
ちょっとした個人的な想像なのですが・・・

ある推論・・・それは・・・、

もしも
この一連の事件が
「ある難題」
を解決するために仕組まれたとしたら・・・

まさかそんなことはないと思いますが
有ったとしたら非常に残念でなりません。

で、その難題とは・・・

沖縄普天間基地の移設問題です・・・。

現在
完全に暗礁に乗り上げてしまっています。

沖縄名護の住民及び現地の市長、
地元の地方議会、そして
知事までも一体となって反対の立場で・・・。

国策として
何十年も掛けて説得してきたことが
民主党トップのある一言で
一瞬でご破算になってしまい
アメリカ側からも
「早く結論を」と圧力がかかり
白黒つけられず
解決の糸口すら見つかりません。
泥沼状態・・・。
そんな難題です。

解決策・・・
もしや
それを解決するために
策略を打ったのでは・・・・

そう、それが推論です。

ある問題を起こし
「民主党の責任ではありません」と
後で言い訳できるようにしておき、
民主党代表選の真っただ中で
政治空白が生まれている時を見計らって
事件を起こし
更に
首相と外務大臣が海外の国際会議に行っている時を見計らい
アメリカ首脳を巻き込んで
世界に向けて意見させるという
シナリオだったのでは・・・。

シナリオの前段として
中国の国内を見てみると
ネットなど
中国の内情を報道したり
知らせる方法は限られていますが

現地人のなまの人の反応は、
今テレビで流れているような
日本の国旗を燃やすような
過激な人たちは
一部に限られていて
ほとんどの人は無関心らしい。

日本のマスコミで流れるのは
完全に
中国共産党の策略が
見え隠れする息のかかった報道ばかりです。

それに日本は
右往左往するばかりです。

現在
中国は都市と農村部の格差がすごく
貧富の差が著しい。

そのような不満が
あちこちで起こっていて
ウイグル自治区やチベット自治区、
台湾問題など
抱える問題も多く
中国共産党の指導力も
かなり求心力を無くして来ているらしい。

そんな時、日本の政治は
ボンボン首相の思い付き発言に迷走し
日本で沖縄普天間基地の移設問題で
日本政府全体があたふたしている状態、
安保の必要性の問題まで出てきて
せっかく取った政権がぐらつき始めている。

しかも現在
経済不況も最悪で
生産拠点が中国に移ろうとして
日本の産業構造も大ダメージを受けようとしている。

これらの問題を解決するにはどうすればいいか。
普天間問題など
何かすればするほど泥沼化して行く・・・

そんな時ある策略が・・・・

日本産業の中心を席捲しそうな中国の勢い、
今のうちに叩いておかないと
国内生産はすべて中国に行ってしまう。
そんな不安と恐怖・・・。

それらを一気に解決させるため
中国の領土問題意識と
反日感情をコントロールするであろう中国共産党を刺激し
中国全土を巻き込み
そしてアメリカとの安保の必要性を
日本国民に再認識させる
それらを
一石二鳥で成し遂げる手段として
考え出されたシナリオではなかったのか・・・。
そう思える部分があるのです。

なぜなら
あまりにもタイミングが良すぎるからです。 

首相と外務大臣が
国内不在で
しかもアメリカ首脳との国際会議中、
中国の1年で1番休みが多い時期で
旅行者が集中する時期、
日本国民が普天間問題を
イチローの200本安打や
プロ野球の終盤戦、相撲の白ほうの連勝など
少し忘れかけている時期、
あまりにタイミングが良すぎでは・・・。

これを利用し
中国の漁船に扮した軍人が
海上保安庁の巡視艇に突っ込み
逮捕されるように仕向け
逮捕された国民を守るためとして
共産党は強権を発動できる。

中国国内の不満を一気に外に持ち出すには
教育で刷り込んだ
「尖閣諸島は中国領土」ということを
反日感情に置き換えうまく利用し、
そっちに向けさせたのではないでしょうか。
このことで
日本が弱腰に出てくれば
領土問題は一気に進み
無条解放を飲めば
尖閣は
「中国の領土です」と暗に認めたようなことと
また強く報道できるし
共産党の指導力も発揮できる。

中国側がこのシナリオに乗ったのは
このメリットともうひとつ。

技術力のある日本が
本気になってマーケティングをはじめ
ハゲタカ集団になったら
中国のもの作りはすべてさらわれてしまう
そんな恐怖からも脱却出来る
そんなメリットもあったからだと感じます。

そして、これを仕掛けた日本側は
「抑止力」を使わなければ
今後こういった問題を解決できないぞ という
刷り込みをはかろうとし
クリントン国務大臣が
声明で安保5条を確認すると
世界に発進したように
尖閣は中国領土ではなく
日本への沖縄返還の際に
一緒に手渡した領土と認識させ
さらに
横須賀基地の空母などすぐに対応できると
中国に対する「抑止力」を見せつけることに
狙いがあったように感じられる。

日本国民は「外交の弱腰」を
世界に知らしめたと認識するようになる・・・。

そのことの不安から
アメリカの軍隊による「抑止力」を本気で期待するようになり
普天間基地は必要だ、基地があるのはしょうがないと
世論を持っていこうとしているのではないでしょうか。

領土問題も
アメリカが関わってくれれば
ディベートに長けた現在の世界のリーダー国ゆえ
説得力はある。

ただの推論に過ぎないわけですが
この前の
ペルシア湾沿岸の三井商船タンカーテロなど
攻撃を受けて
原料の物流が止まってしまう可能性もあるわけで・・・
中国には
輸入の8割を占めるレアアースなる資源もあるし
安い労働力を求めて
企業の多くの生産基地を置いていることを考えれば
今回のような事件で
一気に生産がストップすることも考えられる。

「既得権益だけ守ろう」では
もうやっていけない時代が
来ているのかもしれません。

世の中の流れを
一気に見直す時期に
来ているような気がしてなりません。

単に個人的見解ですが・・・。


。。。