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詩と物語を紡ぎます

はじまりの黄昏

2017-09-09 16:54:00 | daily tsukasa
背中で湿ったやわらかい音がする。
恋人たちの唇が吸い付き合っているのだ。


ぼくは空を見上げている。


茜色に染まる直前の雲の下、夕陽は黄昏を始めている。

振り返ると、若い恋人らの深いkissは、終わる気配がなかった。


2017.09.09.
16:54 pm

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