あまね
夜が明けて間もない【空】では
点在している青が急速に消えて
音も無いまま【雨】がぱらつき
それは確実に水曜日の朝を湿し
駅にゆく人が増えた舗道を湿し
あろうことかわたしまでも湿し
何と駅前ベンチを本降りに浸し
雨音の響きは【あまねのうた】
水の匂いの【ハミング】だとか
滴の弾ける【スキャット】など
音色に包み抱かれ束の間微睡み
石榴か木通のように夢を喰んだ
written,elaborated:2017/10/25
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