内緒の外出がバレてからというもの、母の帰宅は深夜1~2時になった。
父の単身赴任先は自宅から車で30キロくらいの場所だったので、
仕事が休みの日には、たまに泊まりに来ていた。
電話とかはめったになかったので、父が来る日だけ気を付けていた。
自分はその頃には、もうどうにでもなれと冷めた目で見ていた。
髪型を変え、音楽について楽しそうに話してくる母がウザかった。
そして、ついにその日がやってきた。
19時頃、電話が鳴り、出ると父だった。
母は友人とカラオケに行っているというと、何か感じたようだった。
「バカ!早く帰ってこい!」
次の電話があるまで、そうブツブツいいながら、家の中をせわしなく歩き回った。
家電しかなかった頃の話。何もできない。
そして、21時頃に再び電話が鳴った。
父はすぐに行くからと言って、電話を切った。1時間くらいでやって来る。
その間、「帰ってきてくれ」と祈った。
父が到着し、「夜によく外出するのか?」と探りをいれてきた。
自分の部屋にいるので、知らないと答えるしかなかった。
23時を過ぎた頃、眠くなったので、2階の自分の部屋へ戻った。
父は切れると何をするかわからないので、
母を殺したら、心中を図るのではと思い、寝ないように頑張ったが、
いつの間にか寝ていたらしく、
名前を呼ぶ声でハッと目が覚めた。父が1階から呼んでいる。
父の単身赴任先は自宅から車で30キロくらいの場所だったので、
仕事が休みの日には、たまに泊まりに来ていた。
電話とかはめったになかったので、父が来る日だけ気を付けていた。
自分はその頃には、もうどうにでもなれと冷めた目で見ていた。
髪型を変え、音楽について楽しそうに話してくる母がウザかった。
そして、ついにその日がやってきた。
19時頃、電話が鳴り、出ると父だった。
母は友人とカラオケに行っているというと、何か感じたようだった。
「バカ!早く帰ってこい!」
次の電話があるまで、そうブツブツいいながら、家の中をせわしなく歩き回った。
家電しかなかった頃の話。何もできない。
そして、21時頃に再び電話が鳴った。
父はすぐに行くからと言って、電話を切った。1時間くらいでやって来る。
その間、「帰ってきてくれ」と祈った。
父が到着し、「夜によく外出するのか?」と探りをいれてきた。
自分の部屋にいるので、知らないと答えるしかなかった。
23時を過ぎた頃、眠くなったので、2階の自分の部屋へ戻った。
父は切れると何をするかわからないので、
母を殺したら、心中を図るのではと思い、寝ないように頑張ったが、
いつの間にか寝ていたらしく、
名前を呼ぶ声でハッと目が覚めた。父が1階から呼んでいる。