「フツーの」ヘミシンク日記

ふぃなーくです。
ヘミシンク体験を中心に日常を書きつづりマス

昔ばなし2

2017-01-17 00:00:00 | 日記
内緒の外出がバレてからというもの、母の帰宅は深夜1~2時になった。

父の単身赴任先は自宅から車で30キロくらいの場所だったので、

仕事が休みの日には、たまに泊まりに来ていた。

電話とかはめったになかったので、父が来る日だけ気を付けていた。

自分はその頃には、もうどうにでもなれと冷めた目で見ていた。

髪型を変え、音楽について楽しそうに話してくる母がウザかった。

そして、ついにその日がやってきた。

19時頃、電話が鳴り、出ると父だった。

母は友人とカラオケに行っているというと、何か感じたようだった。

「バカ!早く帰ってこい!」

次の電話があるまで、そうブツブツいいながら、家の中をせわしなく歩き回った。

家電しかなかった頃の話。何もできない。

そして、21時頃に再び電話が鳴った。

父はすぐに行くからと言って、電話を切った。1時間くらいでやって来る。

その間、「帰ってきてくれ」と祈った。

父が到着し、「夜によく外出するのか?」と探りをいれてきた。

自分の部屋にいるので、知らないと答えるしかなかった。

23時を過ぎた頃、眠くなったので、2階の自分の部屋へ戻った。

父は切れると何をするかわからないので、

母を殺したら、心中を図るのではと思い、寝ないように頑張ったが、

いつの間にか寝ていたらしく、

名前を呼ぶ声でハッと目が覚めた。父が1階から呼んでいる。