徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

往復1100キロ越えの旅【後編】

2010-08-02 18:43:00 | 旅行記
ホテルで夜ネットサーフィンをしていると、相模原キャンパスまで行ったにも関わらず「はやぶさカプセル」を見ることができなかった悔しさが、沸々とこみ上げてきた。
次の展示会場は筑波とのこと。
調べてみた。
自宅から約250キロ。
多少遠いが、これって、まだ自分で運転できる許容範囲じゃない?

てなわけで、自力で筑波に行くことを決意し、プチ旅行から帰宅後、速攻で夕食を食べて寝た。
そして、今日の起床時刻は3時。
「ETC深夜割引(5割引き)」を使用するためには、4時までに高速に乗らなくては行けないのだ。
体調的には前日の疲れが残っていて、「止めようか。」と思うほど眠かった。
でも、せっかくのチャンスを逃してはならない!と、眠い目をこすりこすり自宅を出発した。

休憩を挟みつつ、現地(筑波宇宙センター)に着いたのは7時過ぎ。
駐車場はがらがら、行列も10数人ほど。
1時間ほど待っていると「熱中症が心配されるので。」ってことで中に入れられ、待ち時間を快適に過ごすことができた。
そして、9時50分に、
「今から入れます!」
と10分前の会場。
えー!!心の準備がまだできていないんですけど…。
どきどきしながら展示室へ入った。
Hayabusa05







Hayabusa06





前面ヒートシールドは、表面が真っ黒こげこげだった。
背面ヒートシールドは、テープの焼け跡が印象的だった。
④と⑤の内部は、「これが60億キロを旅してきたの?」って思うほど、そっくりしていて綺麗だった。
パラシュートは、予想していた物よりも大きかった。

時間にして2~3分ほどか。
あっという間の時間だった。

余韻に浸る間もなく、7月にリニューアルされたばかりの常設展示室を鑑賞。
日本の歴代の衛星模型(実物大)やロケット(縮小)などが展示してあり、これまた迫力満点だった。
機会があれば、また友達を連れて来てみたいな。
Hayabusa04



自分が現地を後にする頃は、長い行列ができていて、皆炎天下の中で待っていた。
涼しい中で待つことができた自分はラッキー♪と思いながら、自宅へ向かった。

ところが…
その後行列がないほどにまで空いていたらしく、後から観に来た人はじっくり鑑賞できたらしいとのこと。
朝早くから並んだ自分は、負け組?…orz
まぁ、貴重な休みを利用して観に行くことができたのだから、よしとしよう。


往復1100キロ越えの旅【前編】

2010-08-02 18:10:00 | 親子つれづれ記
土曜から一泊二日の予定で、東京方面に母とプチ旅行に行ってきた。

この計画を立てるとき、
「劇とか何か鑑賞したいね~。」
と言われたので、
「『銀河鉄道の夜』のプラネタリウムが観たいんだけど。」
と提案すると、
「いいよ。」
との返事。
たまたま旅行日程がJAXA相模原キャンパス公開とぶつかったので、
「ちょっと、宇宙研究の公開とかも、見てみたいんだけど…。」
と言ったら、またまた、
「いいよ。」
とのことだったので、その計画で行くことにした。

いろいろ電車を乗り継いで、相模原キャンパスについたのはお昼過ぎ。
報道では「はやぶさカプセル公開」が強調されているが、このキャンパス公開はそれ以外にも展示ブース・イベントが盛りだくさん。
駅からのシャトルバス内で、
「カプセル公開は4時間待ち。」
と言われたので早々に諦め、キャンパス内を堪能することにした。
Hayabusa01



いやいや、キャンパス内も老若男女で溢れかえっていて、まるでテーマパークのよう。
宇宙の研究に関する様々な展示物があって興味深かったのだが、お供の母が早くも興味ダウン。
なので、意欲を下げないように盛り上げつつ、急ぎ足で各ブース内を回った。
Photo_4



最も嬉しかったのが、試運転中のイオンエンジンを見られたこと。
本当に青白く光るんだなぁ。
Hayabusa03



キャンパス滞在時間は2時間ほど。
興味のある人と行けば、もっとじっくり堪能できたのだろうけど、そこは仕方がない。
雰囲気を楽しめただけでもよしとしよう。

相模原キャンパスを後にし、八王子のプラネタリウム「サイエンスドーム」へ移動。
ナント最終回の番組は、『銀河鉄道の夜』と『HAYABUSA-BACK TO THE EARTH-』の豪華二本立てなのだ。
相模原キャンパスから30分圏内にも関わらず、適度に空いていた。
(満席ではなかった。)
ここの魅力は、ナントいっても国内最大級の解像度のスクリーン。
スクリーンの大きさも半端ない。
『銀河鉄道の夜』は、確かに評判通りの美しさだった。
映像の移動も迫力があり、母は
「宇宙船に乗っているような気分になった。」
と話していた。
『HBTTE』の方は、短縮ver.だった。
(地元で2度鑑賞しているので、どこが省略されたか分かった。)
しかし、短縮ver.でも十分に楽しめる内容だった。
やはりスクリーンが大きいと迫力も倍増するね。

八王子のホテルに宿泊し、二日目は「南大沢三井アウトレットパーク」でのショッピングを堪能。
母はお目当てのバッグを購入し、ご満悦の様子。
宇宙に興味がなさすぎて、
「つまらなかった。」
と文句を言われては元も子もないので、気分良く旅を終えることができてよかった。

しかし、私の心の中では、旅はまだ終わっていなかったのだった…。(後編に続く。)

※ 写真の解説
一枚目…相模原キャンパスで公開されている「はやぶさ」の実物大模型。イオンエンジン部分が光っている。
二枚目…宇宙ヨット「イカロス」の帆を広げたもの。(四分の一)
三枚目…イオンエンジンの模型。