徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

震災から8ヶ月経ったよね~

2011-11-15 21:57:00 | 教育
震災から8ヶ月経った11月11日(金)、生活科で秋の野山探検に行ってきた。
あいにくの雨模様。
秋の自然を楽しみながら山を登っていったけれど、雨が本格的に降り出したので、途中で引き返してきた。
Autumn_mountain

Momiji











今回のルールが、「自然物は、一切拾わない。」
案内をしてくださった地域講師の方が、笹舟や葉っぱのお面の作り方を教えてくれたけれど、作ったものはすべて道ばたに置いてきた。
子どもたちの口から、普通に
「放射能がついているから駄目。」
って言葉が出てくるけれど、去年まで当たり前にできていたことが、震災から8ヶ月経った今も出来ないのは、非常に残念である。


探検の前日には、校内マラソン大会も実施された。
路上の放射線量は、原発前と比べると8倍から10倍である。
除染をした校庭は、線量が原発前の4倍程度。
校庭内を走る距離を多くすることで、できるだけ被曝を減らそうと配慮した。


福島は福島なりに、できる限りのことを精一杯行っている。


だが、日曜に行われた「東日本女子駅伝」について賛否両論が飛び交い、未だにTwitterを賑わしているようだ。


うん、反原発派によると、ふぐすまに住んでいる人たちは、みんな頭がおかしいらしい。
8ヶ月も放射能うんたらな生活をすれば、頭もおかしくなるよ。
普通のことが普通にできないって、とっても苦痛。
自分が子どもの頃、外で遊んじゃいけない…なんて考えたことがあった?
制限の多い生活は、長期化すればするほど、気が狂いそうになる。


だが、「避難しないのが悪い。」なんて、住民を責めるのは酷だ。
家も家族も仕事もある。
「原発事故さえ無ければ。」
多くの人がそんな状態。
すべてを無にして、新たな土地でゼロから出発することは、そう容易いことではない。


外野で騒いでいる人には、現地の苦悩は伝わらないんだろな~。
デマさえも、まるで真実であるかのように飛び交うTwitterを見てがっかりする。