徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

原発事故による、様々な影響~来年度へ向けて編集する

2012-01-21 21:59:00 | 教育
12月から、来年度の教育計画(「教育課程編成会議」)が始まった。
4月からスタートする次年度へ向けて、様々な計画を練り上げているところだ。


来年度へ向けてのポイントは、なんといっても「放射線関連」。
屋外活動の制限、栽培活動の制限、放射線教育の追加などなど。
今までとの違いに、頭を悩ませながら進めている。


その中でも、我々の仕事を増やすような、衝撃的な通達があった。
それは、「複式学級において、A、B年次による教育を認めない。」という内容。
複式学級では、複数での活動が望ましい教科において、2学年合同による学習計画を立て、2年にわたって2学年分の学習内容を指導する形態をとっていた。
例えば、2学年の内容を混ぜ混ぜし、A年次とB年次の両方を学習することによって網羅する方法。
または、下の学年をA年次、上の学年をB年次とし、2学年が同じ学年の内容を学習する方法。
これは、学年の順序通り学習できる学年と、上の学年を先に学習せざるをえない学年が出てくる。


んで、今年のように転出・転入学が多かった今年。
複式学級在籍であることにより「未履修」が多発したため、「A,B年次は認めない。」通達が発動されたものと思われる。


うん、認めない理由は分かる。
が、しかし、1教室&1教師という体制で、全教科を別々に学習することに無理があるとは、だれも思わないんだろうか。
全教科において完全複式指導(学年ごとに応じた、別々の内容の指導)を求めるなら、それを補充するための教員を加配してほしいところだ。


そもそも、学校運営にかかわる全体計画を、普通の学校(仮に、1学年2クラス×6学年=12人としよう。教科外を入れるとプラスα。もちろん、これよりも大きい学校はたくさんある。)に対して本校(2学年で1クラス×3学級=3名。プラスαは養護教諭1名。)でやっていること自体、とてもきついのだが。
全教科複式指導になったら、各学年の指導計画も倍になるがな。
避難民がいる学校は、所属教員+避難校教員で人員的にとっても充実しているのに、末端にいる学校は、人員も少ない上に「さらにがんばれ。」って、明らかに仕事量に差がありすぎだよね!!って、職員内で愚痴っていた。


元を辿れば、すべては東電のせい。
しかし、文句を言ったところでどうにかなるわけではないので、何とか「複式指導案」を模索しているところ。
ああ、気持ちの整理もつかないし、いろいろと面倒だね。