深夜放送で緊急医療センターに
勤務していた医師と看護師に
本音をインタビューする番組を見た。
そうゆー現場で働く知り合いはおらんので、
異次元の世界を垣間見る、
やじ馬的な視点で見た。
緊急医療センターなんで、
救急車で運ばれてくる患者が殆どみたいで、
比較的軽症の患者さんから
重篤な患者さんまで当然居るとのこと。
重篤な患者さんで、元気に退院される人は
数パーセントしかないそうじゃ。
ほとんどが死と向き合うケースとなるみたいで、
専門医が到着するまで何とか命を繋ぐのが仕事らしい。
医師も看護師も経験が浅い頃は、
自分の担当する患者が、
懸命の処置にもかかわらず、
亡くなったらショックで、
その気持ちを整理する心のケアを、
自分なりに工夫したと話しておられた。
医師の人が言うには散歩に出るんじゃそうな。
散歩に出て同じところを何回も周るらしい。
最初は下を向いて歩いとるのが、
歩くうちに次第に前を見れるようになり、
ついには空を見れるようになるらしい。
その言葉に『理解できる!』と感じた。
そして病院内で元気になった
患者さんと出会う事があり、
医師や看護師は覚えていて声を掛けても、
患者さんは『???』・・・
覚えてくれとる人はおってんないらしい。
『お世話になりました。先生のおかげで助かりました』
と患者さんから礼を言われるのは、
つないだ専門医だけらしい。
う~~~ん・・・
酒でも飲みながら話を聞いてあげとうなったよ。
ま、どの仕事にも虚しさはあるんじゃろうけどね。