いつもならうたた寝の時間に携帯が鳴り、
長電話になってしもうた。
悩んどるみたいで、
なかなか電話を切ろうとしてんないんよ。
誰にも悩みはあるよねー？
ただ、それがストレスになって長引いたら
エエことないよね？
早めに解決してんないと
心の負担になるんじゃない？
結局は自分で決めるしかないんよ。
他人のせいにしちゃあダメよ。
他人の相談事には、そう言えるのに
自分の事となると、悩むんじゃろうね？
ワシも仕事の悩みを今月末に
2つ解決出来て、楽になった。
今日は広島市内の最高気温が31℃超えとか！
じゃけど湿度が高うなかったんか
何もせんかったら窓を開けるだけで
エアコンも入れずにしのげた。
今日は、女房殿は民謡大会の司会役とかで
朝からお出かけになったんで、
女房殿を見送ったら、ワシは事務所に出た。
仕事をするんじゃのうて
今度、新しく結成したバンドのメンバーに
配る譜面をコピーしたりファイルしたり。
午後からは自宅に戻り、テレビを見ながら
お昼寝でもしようかと思うたんじゃが、
TVがけっこう面白く、昼寝は出来んかった。
ケーブルテレビのあるチャンネルが
レコード盤復活みたいな番組をやっとって
最近はまたCDよりレコード盤のファンが
増えとるとか？
ワシらレコード盤を聴いて育った世代は
CDに代った時、その音色に違和感を覚えた。
じゃが今はCDの音に慣れてしもうたが
またレコードの音に魅せられる人が
増えてきとるんかもしれん。
更なるデジタル化を政府が薦める今、
アナログに回帰しようとする勢力も
あるんじゃねー？
たしかにレコード盤で聴くのとCDで聴くのでは
音が違うのがワシでも分かった。
言葉でどう表現してエエか分からんが
違いは分かる。
ワシはレコード盤で育った世代じゃけぇ
やっぱりレコード盤の音の方が好きじゃ。
明日は女房殿は民謡の
大会があるとかでお出かけ。
早ようから聞いとったんで
『誰に遊んで貰おうかいの？』
と思うとったけど、誰も誘わず、
エエ子しとくことにしました。
バンドの練習日も決まった事じゃし、
新しいメンバーに譜面を用意しとかにゃいけん。
ファイルに入れる譜面を
入れ替える作業しよったら、
懐かしい曲がようけあった。
『こんな曲も演奏しよったんじゃ』
と思いながら、新しく入れた譜面に目を落とすと、
その曲を演りよった頃には
暗譜しとったのに完璧に忘れとる。
どーかいの！ この記憶力の悪さ！
げに、そんなお年頃なんよのぉ・・・トホホ。
何か遊ぶ事をしようとすると
その時を狙うたかのように
やらにゃあいけん仕事が舞い込みませんか？
そんな事ない？
ワシだけかいの？
ワシの御守護神様はちっくし意地悪なんか
旅行に行こうとすると、仕事が入る。
飲みに行こうとすると、仕事が入る。
ライブを決定すると、仕事が入る。
みたいにたいがい邪魔をするのは仕事じゃね？
ほいでも元来が真面目なワシじゃけぇ
何とかその仕事を済ませて、あるいは
他の人にやっていただく段取りをつけて
遊びに行きます。
決して諦めて遊びを先延ばししません。
昨日も祭り仲間と近所の美味しい焼肉屋で
久し振りに語ろうと決め、
そろそろ帰って支度をしようかと思うたら
電話が入る。しかも2本も。
それまでたっぷり時間はあったのに
割とヒマじゃったのに、何でその時間に？
慌ただしく用を済ませ、ギリギリ間に合うた。
仕事の段取りを済ませて飲むビールは格別じゃ。
その気分を味わせてやろうとの神の思いやりか？
おかげで楽しく食べて飲むことが出来ました。
ウォーキングしとったら
後ろから自転車で抜いていく高校生が
鼻歌を歌いよるのが聴こえた。
中学生くらいまではワシも鼻歌じゃったが、
高校1年生の時に知り合うた友人が
グリークラブのような団体に所属しとる奴で、
自分が習うたことをワシに教えてくれるんよ。
最初はそんな大きな声にも
バイブレーションなんかにも
全く興味はなかったが、
折に触れ歌の練習する
彼のマネを自然とするようになった。
そうなると一人の時も
鼻歌じゃのうて発声練習になる。
ただ家でも外でも発声練習なんか
する場所はないんよね？
声量を得ようと大きな声を出すんじゃけぇ
自分の部屋で歌うても外に丸聞こえじゃ。
それで外に置いてある車の中で練習したり、
運転しながら歌うたりしたのが懐かしい。
高校１年の時に軽四輪の車の
免許を取っといてエカッタ。
車がワシの個人レッスン場となった。
そのおかげで社会人になり
カラオケが流行り始めた頃、
歌う客はまだ少なかった時代、
スナックで先輩に命令され、
歌うと、先輩たちからも
他の客からも褒められ、
それが自信にもなった。
今はカラオケ教室などに通う人も多く
みんな歌手のように上手な人が多いが、
あの頃はみんな素人が鼻歌の延長で
楽しむようなカラオケじゃった。
一気にカラオケがスナックに広がり
ワシも、行けば必ず歌わされる。
スナックのママから
『カラオケ教室を開いてよ』
と誘われたこともある。
たぶんカラオケでの自信が
営業成績にもつながったと思う。
営業成績でも、ずっとトップで
同業他社の営業マンから
教えを乞う人も現れたくらいじゃった。
そうなると自信がさらに自信を呼ぶ。
某メーカーのトップセールスマンとして
本社に呼ばれて表彰され、
そのパーティーでも生バンドをバックに
のども披露。賞賛を浴びた。
年寄りの自慢話になってしもうたが
ひょうな事から、人間、自信を持つと
実力以上の力を発揮することもある。
自信というのはこわい。
