いよいよ休み

事務所のワシの机の上だけは

『触るな』

とゆーとるんで、さばけたもんまじゃ。

明朝、事務所に行ったら

ちょこちょこっと片付けて

正月を迎えようかね？

ﾄｲﾚの掃除やキッチンなどの

掃除はやってもろーたんで

ワシの机の上だけが

まるで戦場のようじゃ。

年越しそばを注文しとるんで

取りに行かにゃあいけん。

色っペー女将に会えるのも嬉しい。

『打ち立てを渡しますね』

とメッセージが入っとった。

今夜はNHK総合で

ビートルズの番組をやっとったんで

ふだんは寝とる時間じゃのに

眠たい目をこすりながら見た。

今夜は眠たいんで、もう寝よう。

年末のこの時期の今昔

今夜ビートルズの番組があると

スマホのカレンダーに予定を

入れといたんじゃが、どこもやっとらん。

あれー？友人から明日の９時頃から

ビートルズの番組があるとラインが入ったが、

そっちが正しかった？

ま、明日の新聞でテレビ欄を

チェックしてみんといけんわい。

今夜は今年最後の海軍カレーの日じゃった。

何故か夕方、お好み焼きが食べとうなって

『今夜、お好み焼き食べに行く？』

と女房殿にラインしたら

『今夜はカレー、もう朝から煮込んどる』

の返事で、今日が金曜日じゃと認識した。

この時期、もう28日じゃ

、もう29日じゃ、の意識が強く、

何曜日か、あんまし関係ないのよ。　

日本人、みんなそーなんかねー？　

ずーっと同じ太陽が昇るし、

同じ月が出るんじゃけぇ、

大晦日も元旦も、人間以外には

関係ないんじゃけどね？　

何かしら尻に火が付いたような、

追われるような、締め切りが

迫っとるような感覚があるよねー？　

昔はこの時期の日曜日は、

畳上げての大掃除じゃった。

母親は姉さん被りの手ぬぐい頭に巻いて、

ハタキを持って、

父親は畳を庭に出して立てかけて乾かし、

棒でパンパン叩く。

ワシら子供は雑巾がけを手伝うたり、

庭を掃いたり、

一家挙げての大掃除じゃった。

畳の下に敷く新聞紙を

替えるのも子供の仕事じゃった。

飼い犬も外の犬小屋で、

いつもと違う雰囲気に、

遊んで貰えると思うたんか、

どこか活き活きしとった気がした。

これも日本の文化じゃねー！

餅

せにゃあいけん事は済ませたつもりで、

事務所のPCの前におったら女房殿から電話が入った。

『餅、取りに行ってくれにゃあ！』

おっと！そうじゃった。

今朝、頼まれとったのを忘れとった。

急いでお餅屋さんまで車を飛ばし、

正月用の餅を取りに行った。

子供らが小さい頃、家で餅がつけると

家電屋さんで餅つき機を買うて、

機械で餅を作った年があった。

出来た餅を丸めたりするのを

子供と一緒に楽しむにはエエが、食べたら

「こりゃあ餅には見えるが餅じゃあなぁで！」

餅じゃのに伸びんのよ。

プツンプツンと切れるのよ。

わが家の餅つき機は1年でお払い箱。

『子供らに餅つきを見せてやらにゃあ』

と翌年じゃったか、

倉庫から蒸篭や、杵やら探して、

石臼をきれーに洗い、

子供の頃に親父と母親で

ついて貰うたのを見よう見まねで思い出し、

あの頃は広かった庭に

餅つきセットを出してついた。

一臼ついたら息が切れた。

あの頃はまだ母親もマメなかったけぇ

女房殿に教えながら支度をしてくれた。

ひと臼で息が切れたのに、

もち米は前日から準備して水に、

かしとるんじゃけぇ、

つかん訳にいかんのよ。

鏡餅まで5臼くらいじゃったか、

ヘトヘトになるまでついた記憶がある。

この経験で懲りたんか、

翌年から餅屋さんに頼むことにした。

手作りハム工房

ここ2～3日温いんで中国山地の雪も

高速道路は解けとるじゃろうと

島根県の手作りハム工房まで

会社で使うたお歳暮の代金を

支払いに行った。

振り込みで済むんじゃが

毎回、わざわざ支払いに足を運ぶ。

それはわが家用にお気に入りの

ハムを購入するためでもあるが、

そこに居る女店員さんに会いたいからでもある。

もうこの女店員さんとも長い付き合いじゃ。

彼女がまだ新入社員の頃からの付き合いじゃ。

もう、ワシのお気に入りのハムは心得ており

『いつもの分』で通る。

この店に一人で訪れたことは一度もない。

必ず女性と来る。

女房殿が一番多いのは当然じゃが、

ワシと長い付き合いのある女性は

何回か付き合わされて来とるハズ。

その様を女店員の彼女は見とるんで

どーゆー関係？　と不思議に

思うとるじゃろうと思うが

それをワシに訊いた事は一度もない。

彼女は昨年じゃったか離婚したみたいじゃ。

ワシ同様に趣味でバンドをやっとる

人じゃったみたいじゃ。

およそ彼女が離婚した理由は想像がつく。

バンドやっとる人はモテる。

ワシみたいなブ男でもモテる。

有名なバンドでもないのに

ステージに立つ男に憧れる人がおる。

それはグルーピーで、いつの世にも

どこにも、そんな女の人はようけおる。

じゃが、それに溺れちゃいけんのよ。

そーゆー子はステージに立つ人に

憧れるんであって、素の自分を

愛してくれとる訳じゃないんよね。

多くの人が見とるステージ上の人と

自分は仲がエエのよ、自分の彼氏なんよ、

すごーく親しいんよ、と

相手を通して自分のレベルを上げたいだけ。

優越感を得たいだけなんよねー？

それをバンドマンは自分はモテる、

自分は人気がある、と勘違いしがち、

あくまでバンドマンはエンターテナー

であって、人を楽しませる役割なんじゃと

冷静な目で自分をみつめる必要がある。

演技中、演奏中は観客に楽しんで貰うため

エンターテナーを演じる必要があるが、

その演技に、その演奏への好意を

愛と勘違いしちゃあいけん。

えらそうな事を言える柄じゃないけど

地方の小さなステージを務めとっても

そう感じます。

何が言いたかったんか分からんようになった。

テレビ

BSで六角精児さんの『呑み鉄』を見た。

定期的にやりよる番組なんじゃろうか？

この番組、気に入ったけど、

いつやっとるんか知らんのよ。

たまたま深夜にそのチャンネルで

やっとったら見る。それでも充分じゃ。

今夜は、その後でやっとった

ネパールの移動民族の暮らしぶりを

伝える番組が面白かった。

移動先で木を伐り、木工細工を作ったり、

それを米などと交換したりして生活する。

テント生活を続ける民族で

2～3か月で、また次の土地に移動する。

定住しない民族じゃ。

よう、こんな民族に同行し

取材を続けたもんじゃと感心する。

NHKの放送じゃが、

どうせ現地で取材するのは下請け、

孫請けのスタッフなんじゃろうが、

大変と思う。

彼らが大変な思いをして

取材したものを編集して

1つの番組にするんじゃろうが、

ワシらそれを暖房の効いたリビングで

焼酎を舐めながら見させてもろーとる。

受信料払うのは当然と思うし、

それでも感謝する。

民放の人気番組なんか、CMだらけで、

１時間の番組でも、実質

30分もないんじゃないかと

思うような番組がある。

そんな番組はワシも

面白うて見よったが、

あまりのCMの長さに閉口。

最近は見んようになった。

カープの試合でも試合が始まっとるのに、

試合の実況を割いてまで

CMをする傾向にあるよねー？　

わが家では、その瞬間にチャンネルが変わる。

当たり前じゃ！　

何を伝える番組なんかTV局は忘れとる。

CMを流すための番組じゃないでしょ？

スポンサーが大切なのは分かるが、

視聴者が何でそのチャンネルに

しとるのかが大切じゃないですか？　

TV業界を繋ぐには、何が必要なのか

一番大切なのはスポンサー？

じゃないでしょ？　視聴者でしょ？

根本的なことを忘れとる番組制作現場。

『裸の王様』になっとりますよ！

テレビ局も将来が明るい業界じゃないんで、

スポンサーに尻尾振っとるんじゃろうが、

その行動が、ますますTV離れを

促進しとる事に

気付かんの気付かんのんじゃろうね？