旅のプラン

旅はプランしとる時が一番楽しいね。
漠然としか知らんかった目的地のことも最近はネットですぐ検索できるし、
地図もネットから見ることが出来るんでアクセス方法も選べる。

宿も立地条件、食事、設備、料金、風呂など詳しく調べることが出来たら、
交通手段も飛行機、列車、レンタカ-など時刻表まで見れるんで
旅行会社に頼まなくてもすべて自分で出来る。

宿や航空券、乗車券、などは旅行会社は早くから大量に押さえているんで
個人で取れない時は、旅行会社を利用したりして
ツア-でなくとも組み合わせで個人旅行が充分楽しめる。

計画する時は旅行会社の社員並に調査してプランを作るんで
行く前に、もう行ったかのような気持ちになれる。
グ-グルア-スで実際の景色も見れるんで、
女房殿をさも以前来たことがあるかのように案内できる。
だから女房殿はワシに旅のことは任せきりである。

先輩を失い、親友までも？

ワシを地元の祭り男に仕上げてくれたTさんが亡くなったとラインが入った。
自筆の年賀状を今年も受け取ったのに・・・。

地元の祭りが事故のせいで消滅したのを35年振りに復活させた。
復活させるには多くの時間と、多くの人の協力があったからこそ。
ただ口ばっかりで動いてくれん人の方が多かったのも事実じゃ。
ま、とかく世間はそんなもんじゃろう。

そんな中で、復活させた後で知り合うたTさんではあったが、
復活後の肉付けに大いに協力していただき、ワシが知らん更に昔の事を
面白おかしく教えてくれた先輩である。
そしてワシを認めてくれ、理解してくれた数少ない人じゃった。

家族葬と聞いたけど、別れを言わずにはおれず、
失礼とは思いながらも押しかけて別れを告げた。

それとは別に、やはりワシを認め理解してくれとる同級生が
すい臓がんで伏せていると聞き、エネルギ-を分けてやるため見舞った。
いつもワシに会うと『エネルギ-を貰える』と喜んでくれた。
胆管、肝臓に転移し、深刻な状況らしい。

天よ、ワシの良き理解者を続けて奪うようなことしないで欲しい。

土地

ウチの近所はその景色を急ピッチで変えようとしとる。
都市計画では50年前から広い道路が通る予定じゃったが、
バブルがはじけ、市に予算がなくなったのか、立ち退きの話すらない。

古い家並みだけが残り、若い人は都会へ行って戻って来ないのか
はたまた近くにマンションか戸建て住宅を購入したのか
古い家には老人だけが残されているが、その老人も亡くなると
子供はそこに帰ってくることもないので不動産業者とか
ハウスメ-カ-に売却、土地は分筆され１軒あったところに
２軒とか3軒の住宅を建て分譲している。

空き地が出来るとすぐに家が建てられ、分譲され新しい住民が来る。
その繰り返しで次々と大きな古民家は小さな複数の住宅に変わっていく。
昔は田んぼの用水路じゃった所は暗渠になって道路に利用され、
川の岸辺はコンクリ-トに固められた護岸となり、
遠く山々の裾野は緑が削られ、造成され、団地になった。

山河もたった50年で変わりけり。

遊んでばっかし

バンド仲間との新年会を先週の土曜日に終え、
その前の週の商工会の互礼会と合わせ、今年は少ない方じゃと思うたら、
夕方、次々とお誘いの連絡が入ってきた。

お誘いと言うより、飲み会を企画して欲しいとか、ライブのオファ-で
イベントに参加して欲しいのではなく、イベントそのものを企画してくれ、
とのお願いで、こっちがすべてプランせにゃあならん事じゃ。

そして同級生が電話してきたのは
『今年は数えで古希になるんで同窓会を開いて欲しい』との話じゃ。
今まで、小学校、中学校、高校、大学とすべての同窓会の幹事をしてきたんで
またその役目を担わせようとの魂胆じゃ。

前回の同窓会が終わった時に「もう次は勘弁して欲しい｣と言うたのに・・・。
その言葉を忘れたかのように、当然のように連絡してくる旧友。
声をかけてくれるのは嬉しいが、幹事をやるとなると大変じゃ。
同窓会となると同じ学年の全クラスになるんで350人以上への連絡となる。
当然一人で出来るハズないけぇ各クラスから２名ずつクラス担当を決め、
何回も集合してイベント内容、連絡方法、予算決め、会場との打ち合わせと
その大変さは何度も経験してきた。でも嬉しいね

義父の三回忌

昨夜の新年会でいささか飲みすぎた感がある、今朝のお目覚めじゃったが、
早めに朝食を終え、義妹を迎えに行き、寺に向かうた。

少し早めに着いたら、すでに本堂のスト-ブの傍に座っておられた
前住職とその娘さんらと談笑。
前住職さんはワシの事を覚えてくれていて、
以前、法話を聴きに行った時の事を鮮明に覚えておられた。

そしてワシがこの寺の近くの者ではないので、その関係を訊かれた。
その上でワシの法話を聴く姿勢を褒めてくれんさった。

ワシから言わせたら、この前住職さんの話は上手で理解しやすい。
ご自分でしっかり理解され、その事をワシら凡夫に手を差し伸べるように
教えようとの気持ちがおありなんで、ワシも真剣に話を聴く。

そんなお坊さんの法話に興味を持つ年頃になったんじゃろうね？