ゆんべ、深夜にうたた寝から目覚め
風呂に入る前にスマホを確認したら
ある女性からのラインが入っとった。
昨年、最愛の夫をコロナで亡くした彼女、
子供たちも遠くに住んどるんで
孤軍奮闘、頑張って暮らしとるらしい。
元々彼女が結婚する前からの音楽仲間じゃった彼女、
結婚式で初めてご主人様にお会いした。
以来、年賀状だけのお付き合いが40年位続いた。
彼女のご主人様が退職されたのを機に
ご主人の実家に戻り、ご主人の両親との生活が始まった。
ずっと年賀状のお付き合いは続いとったが、
ある年の年賀状に
『主人もバンド活動を再開しました』
と書かれておったのがきっかけで
ご主人を紹介されたのが、ご主人とのお付き合い開始。
リーダーシップの取れる方で
音楽の嗜好も似とるし、同い年じゃった。
一緒にライブ活動したりと友好関係が深まり
ワシとしては『生涯の友』を紹介して貰うたと
これから、もっと、もっと仲良くなるハズじゃった。
なのに、なのに、彼は先に旅立ってしもうた。
亡くなる1週間前に電話をくれ
『数値が急に改善したんよ』
と喜びの電話で、ワシも心から喜んだ。
それが、それが、まさか、まさかの・・・
時々、彼女からラインが入る。
彼女も膝が悪かったみたいで手術したようじゃ。
それも回復し、家のリフォームも終わった
との嬉しいニュースが書いてあった。
家のリフォームが済んだのに
まだ倉庫の2階で暮らしております
とのことじゃった。
倉庫の2階には亡き夫との思い出が
いっぱいるんじゃと思う。
理解できるが、
せっかくきれいになったんじゃけぇ
思い出と一緒に少しずつ引っ越ししたら?
そう返事を書いた。