同級生の友人が今、闘病生活を送っている。
彼とは小中一緒じゃったが同じクラスになった事がなかったせいか
学生時代は顔は知っとるが、仲良しの友達ではなかった。
社会人になって、お互いが目的は違うが同じ施設を利用するようになって
急速に接近し、結婚前もその後も家族ぐるみで付き合いのある友人じゃ。
数多い友人の中でも付き合いの厚い友人の一人じゃ。
彼が今、すい臓癌と診断され 『治る見込みがない』 と宣言されながらも
治療というか緩和ケアとワシは判断したい治療を受けている。
先日まで入院しとったが、1週間前に見舞いに行った時に
『もう治らんので強い抗がん剤はせず、自宅で療養する』
『弱い抗がん剤を週に1度くらい投与を受けるつもり』
と聞いて、もう病気と闘う気力がない気がして残念に思うた。
すい臓でも一番悪い部位にガンが出来とるみたいで
手術は無理と言われているらしい。
肝臓にも転移しとるみたいで、近頃の医者はそこまで患者に言うらしい。
医者から見たら治る見込みがないんかもしれんが
本人にその気力がなかったら、奇跡的に治るもんも治らんじゃんか!
告知義務があるにしても、患者には望みがあるような
家族にも望みがあるような告知をすべきじゃないのか?
ただ死を待つだけの友に、エンルギ-を与えるために見舞うたワシは
与えるべきエネルギ-を与えられんかった事にジレンマを感じた。
ワシのこの世での役目は『人を楽しませること』『人に元気を与えること』
『人の支えになること』 じゃのに役目を果たせんじゃんか!
一人でも多くの人に元気を与えられたら、どんなに幸せじゃろう。
次に彼を訪問する時の作戦を考えています。