みがく2023

新年が明けていますね
本年も よろしくお願い申し上げます

ブログお引越し→note

昨年は 新しい出逢い 友人や周りの人の力や存在そのものに助けられました
また 思いがけず自分が探求してきたことが誰かの助けとなったことも実感できました



人は誰を想いやったり より良い関係で関わろうとする時や
良いものを共有する時 また表現という形で人や世界と関わろうとすると時
その過程で試行錯誤することで 磨かれ消化され 自分や相手や世界の本質に繋がっていくように感じます


美しいものが美しいものだけでできているのではなく
優しさが柔らかな気持ちだけでできているのではなく

恐れや怒りや悲しみも喜びも
あらゆる感情やあらゆる体験を
波風立てずにしようとしたり宥めようとしたりせずに
磨いて磨いていきたい

そうして磨いたもので人や世界と関わるときには出し惜しみせず 執着せずに解き放ちたい
そんなふうに思っっています









To live is…


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新しい自分

我が家にはパーキンソン病を患っている78歳の母がいます


軽度と言うこともあり 母がヘルパーさんやデイサービスのお世話になりたがらず家族で入浴や着替えの介助
リハビリ散歩や病院でのリハビリの付き添いを行っています


でも、家の中での転倒が増えたり日中に横になりたがる時間が増えてきました
少しでも母が身を安心して預けられ 心身が寛げることができる空間や毎日の暮らしにするために日々試行錯誤しています


そんな中で わたしなりに思うことがあって
病気になったり 歳をとるって 健康で若い時よりも新しい自分になることを感じやすいことでもあるのではないかと思っています
新しい自分といってもキラキラとしたものではなくて 日々変わり続ける自分に気づきやすい
そしてそのことを受け入れていかざるを得ない状況が続きます


これまでと同じではいられない
新しい自分になったのだから これまでの習慣ではなく
例えば身に着けるものや口にするものだって変わるだろうし
空間や生活のリズムだって新しい自分に合わせていく必要がある


これまでのことに自分を合わせるのではなく 今の自分に合うものを選択していく
そうすると 私たちは1年中変わらず同じものを食べることもできるし同じ花を部屋に飾ることもできるけれど
季節のものを頂き季節の花を愛でて場を設え 季節のリズムで暮らしていくようになっていく


そうすることで自然の摂理を理解していく
季節ごとに そのエネルギーで心身に満たしていくように
そして やがて訪れる肉体の最後を充分に満たされて迎えられるように


じつは変わり続ける自分 新しい自分で日々を生きていく暮らしていくことは
そんなことを自然と受け入れられるように与えられたものかもしれない


ヨガを熱心に練習したり たくさんの知識や経験を身に付けることも素晴らしいけれど
季節の味や香りや音や景色を楽しみ その中に喜びを見いだすことが何よりなのかもと
今 感じています







先日訪れた東京オペラシティアートギャラリーで開催されていた川内倫子さんの写真展

川内さんの作品を通してこの地球上で繰り返されている風景を見ていると
ある瞬間に真実が迫ってきて
とてつもなく切なくて
とてつもなく暖かかった


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美しいもの

NHKのBS1で放送で紹介されていた金継ぎ師 黒田雪子さん


どこかの田舎の古民家の縁側に座られている その佇まいが気になって 途中から観入ってしまいました


黒田さんは以前は広告などのグラフィックデザインの仕事をされていたそうですが
心身のバランスを崩されたそうです


その時にご友人に割られてしまった器を金継ぎされた事がきっかけで今の道に入られたそう


黒田さんは金継ぎされた器を見て 傷（金継ぎ）が美しいなと思われたそうです


また 黒田さんのお客様も自分の手元に帰ってきた器を見て以前よりよく見えて
美しくて儚げな金継ぎを見て これまで以上に大切にしようと思われたそうです


写真で見た20代の頃の才気に満ち溢れた若々しい黒田さんも美しかったけれども
ゆったりとした時間の流れの中で 器や漆の特性に寄り添いながら お仕事をされる姿と
深い深い海の底を思わせるような瞳でお話しをされる姿が とても美しかったです


わたし自身 心身がぼろぼろになったことがあり
今は若くもなく純粋ともいえず 平凡ではあるけれど（笑）
以前にはない良さを自分に見つけて 自分のことを大切にしていこうと思いました


スタンドfmでもちょこっとお話ししています→ちょこっと『あこラジ』




14年ほど前に購入した 陶芸家 高木剛さんの器

当時 口数の少ない高木さんご自身にいろんなお話しを伺ったり展示会にお邪魔したり
思い切って購入したものです

引っ越しを重ねているうちに少し欠けてしまって 金継ぎしたいなーと思い数年
そろそろ そろそろ


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Yielding embodiment session 体験

Yielding enbodimentとは

ヒトが胎内で1つの細胞から胎児へと発達していくとき、最初に起こる動き、yield（ゆだねる動き）。
細胞は足場に自分を委ね、周囲に広がる動きがあって初めて生存・増殖することができます。

安全・安心な場が提供されると身体レベルでもyieldが開始され、様々な理由で途中で止まってしまった修復や調整のプロセスが再び始まります。

yieldのセッションでは「安全・安心を感じられる場・身を固めなくても良い場を提供してやれば、身体は自らその時持っているポテンシャルの中で最良のバランスを探し始める」という事が観察されます。

yieldはゆだねる動き。安全の認識や安心という感覚とリンクしています。安全・安心を感じることでゆだねる動きが出てきて、ゆだねる動きが出てくることで安全・安心な感覚が高まっていく。

ボディーワーカーの馬渕海さんのweb『Resonance Blue』より

先日 space hinaでの馬渕さんのセッションを受けてまいりました


受け手が丸投げの状態ではなく安心・安全場と時間を共有していきます


決して揉んだり 摩ったり 揺すったり身体的な介入はないので最初はエネルギーワークなのかと思っていましたが 安心・安全な場と時間を作り共有しタイミングや間合いをはかりながら意識の向けどころを変えていきます


そうすると身体が深い寛ぎを体験し始めて構造的にも自ずと調整を始めます
わたしは勝手に身体が動き出して歪みがバランスしました


セッション中 軽く身体に触れられて そこに自分の存在を感じ そこに自分が存在することを許されたような安心感を覚えたり
そのままで良いことを肯定されたり また 変わって来られなかったことや 戸惑いながらも変わろうとしていることを受け入れて見守ってくれているような感覚を覚えました


そういったマインドの動きも身体的な反応も起きていることに気づいていく
そうするとその時の自分の最大限の可能性の中で調和し調整がされていく感じでした


ヨガや瞑想やインド音楽との共通を感じましたが 比較したり結びつける必要もないかな
全て繋がっている感じだから


ただ これまでヨガのプラクティスでも最大限にコントロールから離れたところで最小限にコントロールするように受動的に取り組んできましたが動こうとする意識も その目的も持たずに身体やマインドが勝手にバランスするのを体験してもっと自分自身を信頼してみようと思えました

そしてこのセッションを通して その思いを他者や世界に対して持てる自信のような信頼感のようなものが芽生えました


Twitterでは身体的な反応や見えてきたヴィジョン
そしてセッション後のことについても呟いています→◉




以前はどこかにふわっと消えてしまいそうって言われていたり
自分では立つことや歩くことが苦手だったのだけれど
馬渕さんに第1印象で“しっかり立ててる人だな”と仰っていただけた

嬉しい


馬渕さん
縁を繋いでくれた村上さん
そして素晴らしいホスピタリティのスペースヒナの裕子さん

貴重な機会をありがとうございました
これからもよろしくお願いいたします


馬渕さんのお師匠さまでyield創始者田畑浩良さんのweb→◉

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生きる

生きる

なんてたいそうなタイトルをつけちゃて

ずいぶんとぼんやりと そして内向的に生きてきたので誰かと関わるとか問いかけられるということから逃げて生きてきたところがあります

今も まあまあぼんやりしていますが…


昨年
わたしにとってとても大きな存在である友人を病で亡くしました

彼女との短かったけれど濃厚な日々や
彼女が生命がけでわたしに関わってくれたことが

“本気で生きる”

とは？ということに繋がり
今のわたしがあります

彼女がわたしに投げかけ続けた問いでもありギフトでもあります

で？

本気で生きるって？

わたしなりで今後も変わっていくことかもしれませんが
あらゆるできごとや感情をどう役立てていくか

友人のことのように今でも到底受け入れることができないことや
くだらないことで腹を立てたりすることなども含めて

自分や人が幸福であるための選択をすることが困難なことが起きても
その経験をどう活かして役立てて生きていくか

そんなことを試行錯誤し続けていくことかなと思っています

難しいの

自分の幸福と人の幸福はそれぞれだし
やることが空回りすることも多いし

でも先日 彼女の家族でもある友人曰く
そこを考え続けることが諦めずに生き続けていく為に必要だって

最近は自分や人がとっている行動が内発か外発か…について考えてるって

そう そこもちゃんと見つめて考えていきたい

考えの先に豊かな感受性や直感があり幸福へと繋がっていくと思っているので
ちゃんと考えていきたい




推定9歳のキジサビおかか
一緒に暮らしはじめてもうすぐ11ヶ月です

気ままで健気な彼女の幸福も毎日考えてる


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