「前日」編でも書きましたが、現在発売されているギターマガジン(写真)に
ジェフ・ベックの最新ライブレポが載っておりそれを読んでワクワクしながら
当日を迎えました。前にも書きましたが、今まであまりジェフ・ベックに
ピンとこなかったのですが、紙ジャケですっかり参ってしまい、
今やすっかり虜です(笑)遅すぎですね(笑)
前回のライブも行けば良かった。
で、行って来ました。7月15日。場所は国際フォーラム。
まずはいきなり曲目から。
1st Stage:
Beck's Bolero
Stratus
You Never Know
'Cause We've Ended as Lovers
Rollin' and Tumblin'
Morning Dew
Behind the Veil
Two Rivers
Star Cycle
Big Block
Scatterbrain
2nd Stage:
Nadia
Angel
Led Boots
Diamond Dust
Hey Joe
Manic Depression
Good Bye Pork Pie Hat~
Brush with the Blues
Blue Wind
Encore:
Earthquake
Going Down
People Get Ready
Over the Rainbow
見ていただければ分かると思いますが、凄いです!
なんてたって一曲目から「ベックズ・ボレロ」!
そして開始早々に「悲しみの恋人たち」!
続いてあのCREAMもやっていたブルーズの古典「ローリン&タンブリン」!
もう早くも卒倒してしまいそうでした。
席は大分遅くにチケットを取ったので、2階席と恵まれてはいないものの、
すり鉢状の会場のため割と見渡しが良く、更に準備万端で持っていった
「双眼鏡」を駆使しジェフ・ベックの手元はばっちり!でした。
私が始めて目の当たりにするジェフ・ベックは、これが61歳?!かと
思うような若々しいルックス(スリムなジーンズにノースリーブ)とその動き。
ミック・ジャガーまでとは言いませんが、いい感じにステージを動き回り、
観客を楽しませてくれます。そしてなんと言ってもそのギタープレイが
素晴らしいのなんの。60歳を超えてまだこんな攻撃的な音を出すのか!
と言うくらい凄まじいものがありました。特にプログレジャズロックの名曲
「スキャッターブレイン」でのあの高速リフとソロフレーズ!
双眼鏡でじっと見てましたが、それでもさっぱり分からず・・・
生で見ても分からないとは・・・
その昔、ブルーズマンは自分の技を盗まれたくない為に後ろを向いて
プレーしていたという話が残っていますが、ジェフにそんな心配は無用の様です。
その日本ツアーでは、あらかじめジェフの40年を振り返るものとアナウンスされて
いた通り、名曲揃いのそのステージングは初めて見る私にとっては誠に有難く、
色んな曲のイントロが始まるたびに「うわぁあの曲だぁ!」とうなっていました。
沢山披露された名曲に混じっての注目曲は、やはりジミヘンの2曲。
ジミヘントリビュートにも参加しているジェフですが、
彼の演奏するジミヘンナンバーを聞けてしまうとは感謝感激・・・
曲の途中にはヴードゥーチャイルドのリフも挿入するというサービスまで
やってくれてとっても良かったです。あまりその相関関係は語られていませんが、
思えばジミヘンもジェフもあの時代きってのテクニカル・ギタリスト。
決して相性は悪くはないはず。ここぞとばかりに引き倒すジェフの格好いいこと!
アンコールでは、ロッド・スチュワートとの名曲「ピープル・ゲット・レディ」を
聞くことが出来ました。攻撃的なギターだけではなく、
「悲しみの恋人」同様こういった静かな曲でのギターさばきも本当に素晴らしい。
これがギターとアンプほぼ直(ワウといくつかのエフェクターは使っている)で
しかも指弾きという限られたスペックの中から無限の音を出すジェフ・ベック。
さすが世界のトップに君臨するギタリスト。尋常ではないです。
最後にはエリック・クラプトンもコンサートの締めで演奏するのでもお馴染み、
「オーバー・ザ・レインボー」。ジェフバージョンは、キーボードとギターのみ。
繊細で、それでいて壮大な感じに仕上がっておりラストの曲にはもってこいでした。
ステージでジェフと同じくらい凄いオーラを放っていたのが、
ドラムのヴィニー・カリウタ。とんでもなく手数の多いドラマーで
名曲を盛り上げてくれました。なんでもフランク・ザッパのドラマーとして
活躍していたそうで、そのジャズのグリップから繰り出される高速ドラミングと
ジェフ・ベックのバトル面白かったです。ジェフは仕切りにヴィニーの方を見ていた
ので、ジェフも相当お気に入りなのではないでしょうか?
しかしちょっと気になったのは、そのヤン・ハマーまんまのシンセの音。
さすがにあの音はもう古いとつくづく感じた。確かにワイアード期には
大活躍、一世風靡した音だけど、今の耳には「古過ぎ」以外の何ものでもない、
と私は思いました。あの曲たちにはぴったりではあるんですけどね。
でも総じて素晴らしかったです。来日プログラムもレアな写真が多いもので、
この手のものに関しては非常に珍しい資料性にあふれた作りになっており
大満足。更には記念にTシャツまでゲットとすっかりジェフ・ベックに
はまっている自分がおりました。ジェフの様には一生弾くことが出来ないと
分かりつつも、無性にギターが弾きたくなった、そんな一日でした。
私も60歳を超えてもギターでロック出来たらいいなぁと思う。
ジェフ・ベックの最新ライブレポが載っておりそれを読んでワクワクしながら
当日を迎えました。前にも書きましたが、今まであまりジェフ・ベックに
ピンとこなかったのですが、紙ジャケですっかり参ってしまい、
今やすっかり虜です(笑)遅すぎですね(笑)
前回のライブも行けば良かった。
で、行って来ました。7月15日。場所は国際フォーラム。
まずはいきなり曲目から。
1st Stage:
Beck's Bolero
Stratus
You Never Know
'Cause We've Ended as Lovers
Rollin' and Tumblin'
Morning Dew
Behind the Veil
Two Rivers
Star Cycle
Big Block
Scatterbrain
2nd Stage:
Nadia
Angel
Led Boots
Diamond Dust
Hey Joe
Manic Depression
Good Bye Pork Pie Hat~
Brush with the Blues
Blue Wind
Encore:
Earthquake
Going Down
People Get Ready
Over the Rainbow
見ていただければ分かると思いますが、凄いです!
なんてたって一曲目から「ベックズ・ボレロ」!
そして開始早々に「悲しみの恋人たち」!
続いてあのCREAMもやっていたブルーズの古典「ローリン&タンブリン」!
もう早くも卒倒してしまいそうでした。
席は大分遅くにチケットを取ったので、2階席と恵まれてはいないものの、
すり鉢状の会場のため割と見渡しが良く、更に準備万端で持っていった
「双眼鏡」を駆使しジェフ・ベックの手元はばっちり!でした。
私が始めて目の当たりにするジェフ・ベックは、これが61歳?!かと
思うような若々しいルックス(スリムなジーンズにノースリーブ)とその動き。
ミック・ジャガーまでとは言いませんが、いい感じにステージを動き回り、
観客を楽しませてくれます。そしてなんと言ってもそのギタープレイが
素晴らしいのなんの。60歳を超えてまだこんな攻撃的な音を出すのか!
と言うくらい凄まじいものがありました。特にプログレジャズロックの名曲
「スキャッターブレイン」でのあの高速リフとソロフレーズ!
双眼鏡でじっと見てましたが、それでもさっぱり分からず・・・
生で見ても分からないとは・・・
その昔、ブルーズマンは自分の技を盗まれたくない為に後ろを向いて
プレーしていたという話が残っていますが、ジェフにそんな心配は無用の様です。
その日本ツアーでは、あらかじめジェフの40年を振り返るものとアナウンスされて
いた通り、名曲揃いのそのステージングは初めて見る私にとっては誠に有難く、
色んな曲のイントロが始まるたびに「うわぁあの曲だぁ!」とうなっていました。
沢山披露された名曲に混じっての注目曲は、やはりジミヘンの2曲。
ジミヘントリビュートにも参加しているジェフですが、
彼の演奏するジミヘンナンバーを聞けてしまうとは感謝感激・・・
曲の途中にはヴードゥーチャイルドのリフも挿入するというサービスまで
やってくれてとっても良かったです。あまりその相関関係は語られていませんが、
思えばジミヘンもジェフもあの時代きってのテクニカル・ギタリスト。
決して相性は悪くはないはず。ここぞとばかりに引き倒すジェフの格好いいこと!
アンコールでは、ロッド・スチュワートとの名曲「ピープル・ゲット・レディ」を
聞くことが出来ました。攻撃的なギターだけではなく、
「悲しみの恋人」同様こういった静かな曲でのギターさばきも本当に素晴らしい。
これがギターとアンプほぼ直(ワウといくつかのエフェクターは使っている)で
しかも指弾きという限られたスペックの中から無限の音を出すジェフ・ベック。
さすが世界のトップに君臨するギタリスト。尋常ではないです。
最後にはエリック・クラプトンもコンサートの締めで演奏するのでもお馴染み、
「オーバー・ザ・レインボー」。ジェフバージョンは、キーボードとギターのみ。
繊細で、それでいて壮大な感じに仕上がっておりラストの曲にはもってこいでした。
ステージでジェフと同じくらい凄いオーラを放っていたのが、
ドラムのヴィニー・カリウタ。とんでもなく手数の多いドラマーで
名曲を盛り上げてくれました。なんでもフランク・ザッパのドラマーとして
活躍していたそうで、そのジャズのグリップから繰り出される高速ドラミングと
ジェフ・ベックのバトル面白かったです。ジェフは仕切りにヴィニーの方を見ていた
ので、ジェフも相当お気に入りなのではないでしょうか?
しかしちょっと気になったのは、そのヤン・ハマーまんまのシンセの音。
さすがにあの音はもう古いとつくづく感じた。確かにワイアード期には
大活躍、一世風靡した音だけど、今の耳には「古過ぎ」以外の何ものでもない、
と私は思いました。あの曲たちにはぴったりではあるんですけどね。
でも総じて素晴らしかったです。来日プログラムもレアな写真が多いもので、
この手のものに関しては非常に珍しい資料性にあふれた作りになっており
大満足。更には記念にTシャツまでゲットとすっかりジェフ・ベックに
はまっている自分がおりました。ジェフの様には一生弾くことが出来ないと
分かりつつも、無性にギターが弾きたくなった、そんな一日でした。
私も60歳を超えてもギターでロック出来たらいいなぁと思う。