お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
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茶会の秋

2010-10-13 02:17:20 | Weblog
九州もようやく少し秋の気配が漂い始めました。
お彼岸も過ぎて、もう10月ですから
衣替えの時期ですが、袷にすることはまだためらわる気温です。

そんな気候最中連休を二日続きのお茶会でした。
ひとつは九州国立博物館開館五周年記念茶室開きの茶会

大日本茶道学会福岡支部松下豊仙さまが10月10日を担当され
直接お誘いいただき、 
 ちょうど母のショートステイであったことを幸いに、
大宰府にある国立博物館に行くよい機会をいただいたと、
車のナビをたよりに夫の運転で出かけていきました。
 
本来ならお着物を選んで出かけるところですが
母をショートステイにお願いする時刻と帰宅後の夫の予定の関係で
とにかく参加することに意義があるという精神で洋服でした。
 
 雲に覆われて陽射しはそれほどきつくはなく
よいお日和になりました 
 
 真新しい茶室は八畳と四畳を通しにした12畳
床には仙翁会長筆の一行物籠には席主のこだわりの七種の秋草、
桂棚の朱色が華やかなしつらえでした
 菓子は博物館記念茶会ということでオランダ渡りという鶏卵ソーメン
時間を記入した茶席券をいただきましたが
 お客様はあふれるほどでした
ご高齢のおみ足の悪い方が五六人椅子で席入りされておいででその分
窮屈にみえたのかもしれません

若いお運びの方々が椅子の方々にどうお給仕をしていいものか
戸惑っておいででした。

参会者はみなとりどりの和服姿でたいへんしっとりとした雰囲気でした。
そうです、洋服は私一人、たいへん目立ちました。
参加することに意義があるという強い意志が必要です。
ちょうどいろいろタイミングよく、
松下様のお席持ちの茶会に出かけることができて
超ラッキーな一日でした。

博物館の常設展をみて帰宅した時刻は午後3時
次の予定のある夫に代わって
帰宅後、舅を看に行きました。
久しぶりに時間を気にせずゆっくり舅とふたりで過ごしました。

そして翌日は熊本では恒例の各流合同泰勝寺の秋の茶会
このところ毎年夫の送り迎えで参加していたのですが
今年は足がありません。
独りでゆっくりできる時間は大変貴重なのですが、
ひとりになってしたいことはゆっくり寝ることかしら
犬君がいるとそれもままなりません。
あれこれ考えているうちに、疲れてしまいました。
気を取り直して、とにかく出かけることにします。
歩いて15分乗ったことのないバスの停留所へ
時刻表によると休日は、少ない便がますます少ない
来たバスに乗って、そのあたりで降りてみようといういい加減なプラン
国体道路を中心街に向かって、見当をつけて渡鹿七丁目で下車
歩いて竜神橋を渡り熊本大学方面へ15分ほど
ちゃんと目的地に着きました

これも参加することに意義がある。
茶券を無駄にしては申し訳ないことですし、、、
当たり前と思っていることのありがたさを
改めて思い知ることになったということでしょうか。
茶会に参加することができることはしあわせなことです。
昨年もお会いした方々と
緑の濃い泰勝寺の境内でゆっくりとした時間
濃茶席と薄茶席どちらも肥後古流のお席をたのしませていただきました。
帰り道は家まで送っていただくというおまけつき

一息入れて歩いて母を迎えに行きました。

コメント (3)
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