してみると、
僕らがブラックホールと
呼んでいるもの、
吸い込むとか、
光を曲げるとかいう性質は、
真のブラックホールになり損ねた
残渣(ざんさ)の
働きかもしれないなと。
爆発の威力を
大きくしようとして、
ものごっつい沢山
爆薬を積み重ねても、
大半は四散して
無駄になってしまうように。
真のブラックホールは、
(僕らから見て)長さ0の
有限な長さを
持ってはいますが、
面積も体積もない。
広がりというか、
幅のない線分というか。
なので、
真のブラックホールは、
空間を一切歪ませない。
そういう点です。
空間を曲げたり、
吸い込んだり、
吐き出したりしているのは、
なりきれなかった
こちら(現0)側の物質。
ブラックホールそのものではない。
いや、うーん、そういうのを
ブラックホールって
言ってきたから。
それはそれで。
大事な歴史ですからね。
とりあえず、時代に乗って、
真のブラックホールで
いいかな(笑)