巨大ヒロイン・コミック計画

3DCGを使ってデジタルコミックの電子書籍化をめざすブログ

頭の中で〝キャラが動き出す〟瞬間……

2014年08月11日 22時58分15秒 | シナリオ

 よく頭の中で〝キャラが動き出す〟と言われますが、本日やっとそれが自分にも舞い降りてきました。
 しかし、予定していた設定のキャラクターと違う……。
 一種の妄想だから――予想していたのと違うことがあります。

(え? そういうキャラだったの……?)

 と、自分自身で戸惑うこともしばしば。
 企画のメモに書いていたキャラクターと性格も変わってしまい、私の頭の中で暴れ回ってくれました。

 さて、どういうキャラだったかというと……。

 主人公は、双子の男女で、姉と弟。
 彼らの母親が亡くなり、姉は弟の母親代わりを兼ねていく。
 母親の遺言で、弟のことを頼まれたからだ……。

 姉と弟でありながら、運命的な縛りが2人の絆を強固なものにしていく。
 そして、近親相姦的なラブ要素も取り入れた危ない方向性も隠し味として存在する。
 ちなみに、この巨大ヒロイン物は18禁指定ではありません。
 そのものを描くのではなくて、遠回しに匂わせたり、あるいは開き直ってスレスレのスリル感を出すとかになります。

 おいおい、そうだったのかよ……??

 今までロジカルに組み立てをしてきた企画でしたが、ここに来て、頭の中で動き出した〝キャラたち〟によって、ひっくり返されてしまったような気分です。

 これを採用すべきかどうか……。
 戸惑いは、まだ続いています(笑)。

 姉のキャラクターは、『まどか☆マギカ』でいうと、巴マミと朱美ほむらを合体させたような性格。
 マミ先輩の面倒見がよくてやさしい面がありながら、弟がピンチになると鬼のような形相で、容赦なく敵を叩きつぶす。巨大ヒロインとしての力を行使してしまうわけですな……。
 そんな二面性のあるキャラとして登場。

 さらにワルぶりたい年頃の弟(姉に対してツンデレ)と会話するイメージが、頭の中を駆け巡りました。


 ……これでいいのかどうか、まだちょっと判断つかないけど……ひとつの方向性ではあります。
 実際に、キャラクター設定や家庭環境などで迷っていた部分が、このイメージの方向性に沿えば、一気に解決するのです。
 そんなオマケまで付いてきたのには笑いました。


 良いことずくめな感じの方向修正ですが、もう少し練り込んでみたいと思います。




やり遂げるには……自分に誓うこと!

2014年08月07日 12時37分47秒 | シナリオ
新しい仕事のお話などで、すっかり企画が中断したまま……個人制作の一番の壁であります。
こうやって企画そのものの内容を忘れていき、ついでにモチベーションが下がってしまう……。
よくある話です。

私は昔、自主映画を撮っていましたが、どれほどの企画をポシャらせてしまったことでしょう。
中にはヒロインの女優も決めて、撮影している間に、中断が長くなって、そのうち撮る意欲を失ってしまった、なんていう無責任なこともやらかしてしまいました。
そのときの周囲の冷ややかで、呆れたような視線……今思い出しても恐怖です。
友人もたくさん失いました。

ゆえに、現在は言い出したことは最後までやり遂げようと自分に誓いました。
もしこのプロジェクトが頓挫したときは、そのときはもう私は、この世いなくなっているとき(いや、入院でもしていなくなりかかってるとき)だろう……というくらい、やり遂げたい企画であります。
というわけで、他のことで忙しいときは、何か雑談でもと思ったのですが……ネタがない。

……という言い訳を書き込みに来ました(笑)。



物語をまとめていく。

2014年07月29日 10時04分31秒 | シナリオ


【巨大ヒロイン物のコミック企画について】

◆コンセプト
・ドキュメンタリータッチによる〝ウルトラマン〟的な世界を体感するバーチャル漫画を目指す。

 巨大ヒロイン物のルーツは、やはり私の中では『ウルトラマン』です。
 ここから派生した亜流のひとつとして、私はやりたいことを詰め込んだ二次創作(もしかしたら、これは「三次創作(?)」というモノになるのかもしれない)を、楽しみながら作って行きたいと考えています。

 ルーツとなる作品への憧れが、最大のモチベーションであり、そこに他の、これもまた自分が好きな作品の「世界観や設定などのテイスト」を組み合わせ、再構築することに、本作を作るとても大事な意義が生まれてきます。
 なぜなら、私という「趣味・思考フィルター」を通してしか生まれない物だから……。

 果たして、どんなカタチになっていくのか……?
 途中で挫折せずに完成させられるのか……?

 自分を奮い起こし、また記録として残す意味で、このブログを立ち上げました。

◆この物語のログライン(大ラフのあらすじ)
 時代は現代。
 すでに怪獣が存在している世界観。
 とある田舎の少女は、異星人から〝女神〟という称号の力を授かり、巨大ヒロインとして怪獣と戦う権利を得る。
 だが、その権利を行使するためには、様々な〝独自の女神ルール〟が存在し、彼女はそのさだめに翻弄されていくのだった……。

◆メインプロット
・他人の役に立ちたかった少女が、超女神の使命を受け継ぐ。

◆サブプロット
・主人公の少女が、好きな男子を優先して守りたいと思うようになる。→男子の母(故人)に憧れていた。代わりに自分が守ると決意。

◆作品のテーマ
・守ることの大変さ。誰でも「自分の大事なものを守りたい!」と、簡単に言うだけなら言えるのだが、それには犠牲や試練というものが場合によって待っている。そもそも「何かを守るとは、どういうことなのか?」。それを劇中では、スケールを大きくさせたケースにて主人公たちにぶつけて問いかけていく……。

◆発表形式
・3DCGを使ったデジタルコミック。
・電子書籍化を目指す。
・全ページをフルカラーにするか、モノクロ+カラーページにするかは、容量との相談になる。
・ビジュアルの表現は「リアリスティックな実写形式」か、それとも「手描き風のトゥーンレンダリング」にするかは、まだ検討中。
・フキダシ中の台詞(活字)を、縦組みか横組みにするかも検討中。



 だんだん、まとまってきました……。
 こうして書き出していくことは大事ですね。
 頭の中での構想でしかなかったモノが、次第に明確となってカタチになってくるのですから。

 もちろん、途中で変更は出てくるのでしょうけど、最初の出発点として大事にこれらをテンプレ化していこうと思います。


 ハコ書き作業のほうも、だいぶエピソードを肉づけることが出来ました。
 主人公の気持ちを盛り上げるためのシチュエーションも、個人的に気に入ったものが取捨選択できて揃えられました。

 しかし主人公の家族構成、生活環境について、まだちょっと迷っています。
 いくつか候補があって、どれが最適なプランなんだろうか……と。

 普通は登場人物のバックボーン、履歴書を完成させてからストーリーに取り組むべきなんですけどね……シナリオの教科書にも必ずそう書いてありますから。
 でも、どうせプロットやハコ書きを作っている過程で、「やっぱり、こうしたほうがいい!」と変更することはままあるので、あまり最初からガッチリ決めておかなくていいかなと……アバウトに考えています。

 でも、そろそろ決めないと……。
 家族関係、家庭環境……うむむむ。架空の人物だけど、ここだけはリアリティが欲しいから、もう少し考えたいですね。


 しかし仕事が入ったので、ハコ書きの作業はここから約一週間ほど中断です。

 そのためしばらくは、仕事の合間の雑談風な日記になると思います。
 もしかすると、これが主人公の家庭環境の設定候補を考える良い時間となるかもしれませんが……。



ストーリー構成のハコ書きについて

2014年07月28日 14時59分41秒 | シナリオ

ハコ書きの続きをやっています。

先日作成した「スリーアクト・ストラクチャー(3幕劇)」のハコ書きは、主人公の心理状態の変化をメモしたものでした。今度はそれを具体的なエピソードの構成にしていきます。
どこで、どんな出来事が起きるのかというシチュエーションを考えていきます。

先に作成したA4サイズの紙に手描きしたスリーアクト・ストラクチャーを壁に貼って、それを見ながらテキストファイルに候補となるアイデアをガンガン書き込んで(入力して)いきます。

構想段階のアイデアによる矛盾も、ここで洗い出していきます。やめるか採用するか、そういう選択がここから始まります。この選択は優柔不断に陥りやすく、迷うことも多いです。とくに自分で気に入ってるアイデアなんだけど、それを入れると物語が壊れるというか、最初に決めたメインの大きな柱から離れて行ってしまうくらい、強力な個性を放っているアイデアは……捨てるのがもったいなくて、(何とかならないのか……)と、部屋をグルグル歩き回ったり、外の公園をウロウロしたりして、延々悩みます。

私は、今までたいていこれで失敗していました。
つまり、せっかくのアイデアを捨てられず、よくおかしな物語にしていたのです。
そういうときに「私は変態なのだから、変態なストーリーしか作れないのだ!」と、ワケのわからない言い訳をしていました。
開き直るのもいいんですが、でも出来れば直したいクセです。

だから今回の作品は、生かす(残す)アイデアと、捨てるアイデア(もったいないと考えないこと!)の区別ができるように努力中です。

たとえば今回捨てたアイデアのひとつに、ウルトラマンに変身する主人公を台湾人(あるいは他の外国人)にしようというアイデアがありました。
親日だということもありますが、インターナショナルな作品にできて新しい視点だと思ったのですが、国と国の違い、また主人公の母国のこともバックボーンとして活かしたり……と、どんどん情報量が多くなっていく。そのうち日本を嫌ってる国の人が主人公でもいいじゃないかとか、そもそもウルトラマンである必要があるのかとか、根本的な問題にも突き当たり、このアイデアを活かすには、いろんな要素を犠牲にする要素もはらんでいるぞと気づくに至りました。アイデアとして新鮮味があっても良い面ばかりじゃないということですね。
マクロスのリンミンメイに留めておけば良かったのですが……欲が出て来てしまい、深く掘り下げようとして迷走しだしたので、捨てるアイデアとなりました。

自分にとって向いてない、性格的に違うところにこだわってテーマから脱線していく傾向があるなら、そのアイデアは優れていたとしても、自分にはこなせられない。つまり「ご縁がなかったんだ」と、あきらめるほうが健康的です(笑)。


というわけで、ハコ書き制作は、まだしばらく続きます。




ストーリー作りに挑戦

2014年07月27日 09時49分03秒 | シナリオ
いやぁ~、暑いと集中力が削がれますね。

昨日はハリウッド版のゴジラのメイキングを観たり、その他のゴジラ関連の動画をYouTubeで漁っておりました。

その息抜きがメインになりつつも、合間に〝巨大ヒロイン漫画〟のストーリー作りに、やっと重い腰を上げられました。

まずは構想から。


◆メインプロット
・他人の役に立ちたかった少女が超女神の使命を受け継ぐ。

◆サブプロット
・少女が好きな男子を優先して守りたいと思うようになる。→男子の母に憧れていた。代わりに自分が守る。


こういったポイントにしようと考えています。
コンセプトとしては、

◆コンセプト
・ドキュメンタリータッチによる〝ウルトラマン〟のバーチャル漫画。

というふうに決めました。


これは、どういうことかと言いますと……。

巨体ヒロインはもちろん、ウルトラマンの影響を大きく受けます。
当然、私が好きなのだからそこを目指します。

最初はウルトラマンの二次創作も考えていたのですが、途中で好き勝手に設定を変更できない(いや、しづらいだろう……)ということに気づき、やはりここは自分なりのウルトラマンを目指そうと思うようになりました。
もちろん著作権的にも、そのほうが安全ですから。
いや、それでも似てるから途中でやめろと言われちゃうかもしれませんけどね……。

しかし、そういうリスクがあっても、やりたいのだからやっちゃおうと(笑)。
なかば自分の誘惑に負けてしまい、このたびのブログ開設となりました。

さて、コンセプトの説明をば。

・ドキュメンタリータッチによる〝ウルトラマン〟のバーチャル漫画とは?

ウルトラマンを出来事として捉え、細部を丁寧にカメラで追いたいと考えました。通常のドラマ構成ではカットされるようなところにもこのカメラを向けることで、何か今までに気づかなかった新鮮な要素が発見できるのではないかという狙いです。
この構想を思いついたのは、『アイアムアヒーロー』という漫画を読んだときです。
ゾンビパニックを、まるで自分がその場にいるかのように丁寧に描いている。まさにドキュメンタリーのように。漫画でこんなことが出来るんだと新鮮な驚きがありました。そしてその瞬間に、怪獣に襲われている街に自分がいたら……その恐怖の視点を漫画でやれたら……今までウルトラマンのような題材は、漫画という媒体には不向きなんだと勝手に思い込んでいただけではないだろうかと思い、第2の『アイアムアヒーロー』を目指すつもりで、このコンセプトにしました。

とか、わかったように書いておりますが……。

ここから長い旅が始まるなぁ……。
なんせ、まだ何も作っていないし。
ストーリーもこれからだから。
構想だけは以前からずっとありましたけど、まとめようとするのは今回が初めてです。いや~、構想だったものを引き出しから出して、実際にまとめようとすると、いい加減なアイデアの集合体だったというか、好きなところしか考えておらず、細部については決めていない空白が多く、そこから矛盾も多く発見したりします。
それらをメモ帳にいくつも新しいアイデアを書き込んできたのですが……なんかそれを繰り返すばかりで、ラチがあかない。
そんな日々を過ごすうちに、時間だけがいたずらに過ぎていくので、「ええーい、もう作りながら考えようぜ!」と、自分に提案して、シナリオ作りに入ることにしました。

これまで何冊かのシナリオ教科書を読み、自分に合ったテクニック+自分流の方法を模索していきます。

まずはハコ書きから。
いきなりプロットの行程をすっ飛ばしです(笑)。
理由は、私がプロット苦手だからという安易な理由です。
しかし、そのぶん、ハコ書きの作業を数回、繰り返します。つまりハコ書きで煮詰めていくという自分流です。

最初にA4の紙に3つのブロックに分けた枠を作りまして、そこにエピソードを書き込む箱書きです。
これはハリウッド映画のストーリー構成の基本となっている〝スリーアクトストラクチャー〟のまんまになります。いわゆる3幕劇ですね。
しかし、私はここにエピソードなんか書き込みません。
主人公となるヒロインの心情の移り変わりをメインに書き込みます。これは逆の方法で、同じく自分流。主人公の気持ちを表現するためのエピソードをあとから考えていくやり方です。


長くなってきたので、次の日記へと続きます。