巨大ヒロイン・コミック計画

3DCGを使ってデジタルコミックの電子書籍化をめざすブログ

『高い城り男』予告編

2015年07月22日 10時37分51秒 | 映画・ドラマ

 また個人的に気になった動画の紹介です。

 最近そればっかりで、個人制作のレポートが出来ないのが心苦しいところですが……。


 第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、ドイツと日本がアメリカを支配する世界「高い城の男」のムービートレーラーです。



(以下、引用)

 1962年に出版されたアメリカのSF作家フィリップ・K・ディックの書いた「高い城の男」は、第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、アメリカ合衆国は東西に分断され、日本とナチスドイツに支配されている世界が舞台となったSFパラレル・ワールドである。

 Amazonの映像コンテンツ制作部門、Amazon Studiosは、この小説のテレビドラマ版『高い城の男』の制作をはじめたそうで、ムービートレーラーが公開となった。


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 すごいですねー。
 フィクションだから楽しめますが……もしも現実にそうなってたら、背筋が凍り付きそうです。

 ちなみにフィリップ・K・ディックは、かの『ブレードランナー』という映画の原作者でもあります(他にも「トータルリコール」「マイノリティ・リポート」などがあります)。
 ブレードランナーは、ロサンゼルスが中国に乗っ取られていて(日本もすでに呑み込まれていて中国の一部になってる)、その時代のロサンゼルスは汚染された都市になっていて、毎日酸性雨が降っているという、どうしようもない近未来の世界設定が舞台でした。
 現在の中国人が世界へ移民しているのを見ると、いずれそんな現実も訪れそうで怖いですが……。
 今から約40年も前に、そんなことを予想しているのもすごいですね。

 この作品は日本で観られるのかどうかわかりませんが、機会があれば観てみたいです。


 余談ですが。
 個人制作で進めている『ウルティマ・ゴッテス~巨人娘~』でも、日本が米国の支配下に置かれていて、外国人参政権=国政レベルの被選挙権(立候補権)によって、米国人議員と日本人議員が国会を運営し、米軍が自衛隊を指揮するという世界観を設定しました。
 平成ガメラシリーズ〝自衛隊は簡単に怪獣を攻撃できない〟の反動でしょうか。
 強化されているようで、実は組織として対立が複雑になり、かえって敗北しやすいという想定にしています。

 まあ、あまり政治色は濃くしないほうがいいんですけど……。
 怪獣映画の面白さは世界観のシミュレーションにもありますので、軍事、政治もフィクションとして少しは出したほうがいいかなって思いました。


 ではではまた! ^▽^/





 
 


初代ウルトラマンのリブート予告?

2015年07月17日 18時19分36秒 | 映画・ドラマ

 いつか出てくると予想していました。
 フルCGのウルトラマン。



 初代ウルトラマンが異星人らしく表現されています。
 当時の円谷プロのスタッフは、ウルトラマンを喋らせようとしていました。口を動かせるようにしようとしていたと、当時の証言も残っています。
 それを今回、この3DCGウルトラマンで実現したという感じですね……。


 でも、これはウルトラファンには少し不評のようです。
 ツイッターなとでは、ちょっと不安視するコメントもありました。

 その原因は、表現がリアル異星人に寄っているからでしょう。

 そもそもウルトラマンの体は「皮膚なのか?」「服を着ているのか?」と、ハリウッド映画の関係者が円谷プロを訪れたときに突っ込みを入れて、以前からファンの間でもそのことが話題になっていました。
 それ以降、円谷プロ側は「皮膚だった」ことにしたそうですが……。
 こちらのCGは、モロにその解釈で、リアルな皮膚として表現しています。

 もちろんリブートだから良いのかもしれない……。
 リブートとは、再起動。
「フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語」と、ウィキペディアでは定義されています。
 とするならば、今までのウルトラマンとは異なる表現でも良いのでしょう。

 しかし、ウルトラファンは〝着ぐるみ〟としてのウルトラマンを、ひとつの伝統芸として聖域にしており、このウルトラマンをCGで描くこと自体、少し抵抗もあるのでしょう(ゲームでのCGウルトラマンは許せるけど、作品としての表現となると、まるで別次元の問題となる……)。

 私も、この辺は悩んだ時期があります。
 自主制作のウルトラメガミは当初、ウルトラマンのリブート企画にして、女の子のウルトラマンが地球にやってくる話にしようと構想していたからです。
 しかし私の制作環境的な都合によって3DCGによるウルトラマンになること。しかもセルシェーディングになること……。
 これら技術的な制限を考えたとき、ウルトラマンはあくまでモチーフにして、設定や世界観的にはオリジナル作品にしたほうがいいなと考え方を修正して、今の形へと落ちつきました。

 なので、ウルトラファンが何となく、今回の上記動画について警戒しているのはわかるのです。

 だから、この初代ウルトラマンのリブート予告も、設定を大きく変えてしまうといいのではないかと思います。
 例えば異星人はウルトラマンではなく、ターミネーター2に出てきた形状記憶合金みたいな銀色の液状生物にして、合体する人間の記憶にあったウルトラマンを取り出して、それを怪獣との戦闘時に再現しようとした……と。
 こうすればいいのでは?
 たまたま、ウルトラマンという姿を摸してみましたと。
 異星人が人間の記憶を読み取って、コスプレのアイデア(形態プラン)をいただいたということですね(笑)。
 つまり、それはウルトラマンであって、ウルトラマンでないという理屈にもなるので、まだウルトラファンも受け入れられる余地が出来るんじゃないかと。

 もちろん、このアイデアでも受け入れられないかもしれませんが……。

 そんなことを考えながら見ていました。
 CGの技術的には良いので、受け入れ側(ファン)のこだわりによって、評価が変わってしまうのはもったいないなと思うからです。


 ではではまた! ^▽^/



 


スーパーガールが可愛い!

2015年07月09日 18時39分09秒 | 映画・ドラマ

 いや~、昨日観てきた『マッドマックス』の面白さをまだ引きずっていますよ~。

 思い返すと……短いエピソードの中にも、いろんなメッセージが含まれていましたね~。
 例えば、老婆の夢を受け継ぐ短いサブプロットとか。
 人の夢は、誰かが受け継ぐ……。
 自分が途中までしか叶えられなくても、次の若い世代が受け継いでくれる。素晴らしいです。それこそが人間ドラマとしての希望ですね。


 また、最初は「あんなの子供だましだよ」と思っていた座席が動く4Dも、今日になると「楽しかった……」「また乗って揺さぶられたい……」と思っている始末(笑)。

 ああっ、次は『ジュラシックワールド』を観に行こうと思ってたけど、アベンジャーズも4Dで観ちゃう?
 自転車に乗って、観に行きたいよぉ~。
 ……と、誘惑にかられて。

 あぅあぅ……。
 いけない、いけない。
 し、仕事しないと……σ(^◇^;)


 ところで話変わりますが、スーパーマンの女の子版『スーパーガール』の評判が良いようです。


◆メリッサ・ブノワ主演の「スーパーガール」が絶賛!! まったく言葉を失うほどの出来栄え!!


 CIA で本日、新しいCMを紹介した記事(http://goo.gl/dphwrM)でふれたように、メリッサ・ブノワ主演の新TVシリーズ「スーパーガール(http://goo.gl/rIoJJa)」のパイロット版が、サンディエゴ・コミック・コンの前夜祭での上映を終え、最も最初のレビューが飛び出しました!!





 私の作りたい作品の方向性と同じなので、非常に関心があります。

 個人制作として進めている『ウルティマ・ゴッテス~巨人娘~』も、女性の登場人物をメインにして、その活躍を描いた物語です。


 少し構想を書きますと、女子トラマンも女の子で、対する怪獣も女性として登場します。
 人間の女の子にも化けて、人間社会に侵入してくるんですね。半分怪獣化もします。少女怪獣というコンセプトもやりたいです。

 エピソード【01】では、怪獣化した母親が敵として出てきます。
 息子のハルキを、メガミのハルナから奪おうとしてくる。その執念深さで、何度もよみがってくる予定でいます。

 母親と姉が、自分を奪い合って戦うのですから、ハルキ君も男冥利に尽きる……いやいや、大変な迷惑なことでしょう。彼はきっと困惑して、オロオロしっぱなしです。
 そんなストーリーです。

 ああ、早く制作したいもんですね……。

 というわけで、仕事に戻ります。

 ではではまた! ^▽^/






マッドマックスを観てきました!

2015年07月08日 15時11分29秒 | 映画・ドラマ

 最近、仕事に追いつめられております……(現在も進行形です)。

 おかげで大好きな個人制作が、ほとんど進まず、現在ストップした状態であります。
 ああっ……これからも、こんな状態が続くのでしょうか。
 頭が痛いです。

 これはストレスが溜まりそうなので、自宅から自転車で、すぐのところにある映画館へうさ晴らしに行きました。
 鑑賞したのは『マッドマックス 怒りのデスロード』です!
 ツイッターで、やたら評判が良かったので、観に行こうと思いました。

 しかし私は前知識で、この映画のことを少々誤解していました。
 ストーリーらしきものはなくて、延々とアクションシーンが続く内容だと……。
 えっ??
 ……そ、それはスゴイ。
 ストーリーがなくて、評判がいいというのは、どういうことなんでしょうか?
 2時間もアクションシーンが続く??
 それって飽きないの?
 逆に興味が沸きました。

 鑑賞したのは4D(映画のシーンに合わせて客席のシートが前後、左右、上下に動くようになるほか、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動など、観客の五感を刺激する体感型シアター)だったのですが、マッドマックスは、まさにそれにうってつけの内容だったのに加え、ちゃんとストーリーもありました。

 もちろんアクションシーンがたっぷりあるのですが、ちゃんと休憩させるためにドラマシーンが短く挿入されており、それがまた効果的な展開であり、場つなぎのためだけのような穴埋め的なドラマシーンになっていないのが逆にスゴイと思いました。
 もっと見世物(ショー的な?)ものかなと想像していたせいか、その予想は、良い意味で裏切られました。
 ストーリーは表面的にはわかりやすいローコンテクストにまとめられてあるのですが、登場人物の目的の動機やら、どうやって彼らは生活しているかなどの背景は、時折インサートされるカットや動作、あるいは短いセリフによって部分的に伝えられており、それが観客の想像力を膨らませるハイコンテクストになっています。
 つまり多くを語らず、サッと通り過ぎていく感じ(笑)。

(……あ、あれ? 今さっきの……もしかして?)

 と、あとで観客に悟らせようとしているような、そんな感じなのです。

 このバランスの良さに、映像で伝えるものの重要さをあらためて認識。さらに編集も構成としては素晴らしい(たまに、何がどうなったかわかりにくくなる場面があるものの、それも味として捉えられる)もので、次第に映画の世界へと、どんどん引き込まれていきました。

 ネタバレしない程度に本作品のテーマ(私なりの解釈)を書くと『人間にとって棲み慣れた場所がイチバン』ということ。
 私も似たような経験があります。昔、住んでいた街を何年ぶりかに訪れたとき、もはや親しみのあった街ではなく、どこか他人っぽい距離感を感じることが……。
 そして、現在の住んでいる街に帰ってくると、ホッとしてしまう……この差は何だろう? 昔、暮らしていたあの街は、もう遠い記憶の彼方にしかないのか……と。
 映画を観ながら、それと同じような気持ちを抱きました。
(以上……ギリギリ、ネタバレしてないと思います)

 あと、すごいのは主人公の謎が……解明しないまま終わること(笑)。
 あのフラッシュバックは何だったんだ……と、あとから思うのですが……でも、見終わった瞬間は、不思議なことに気にならないんですね。

『主人公は謎を秘めたまま終わっても構わない』……珍しい法則を発見しました。

 いや、気にならなくなる原因(理由)があるからなのでしょう。
 それは、主人公がその謎を自分で解明したいと願っていないからなんでしょうね。
 気にはなってるけど、何となくわかる程度でいい……本人は納得して、観客には明かさないという(観客が好きなように解釈する)パターンなのかもしれません。
 これも、さっき書いた『語らずに伝える』……という、その効果があったからかもしれません。
 私は、おそらく謎の正体はこうなんだろうと思いましたが、それを書くとネタバレになるのでやめます(笑)。

 いずれにしても主人公のマックスはカッコイイですし、クライマックスの台詞はベタでしたが良かったです。
 この映画、極端に台詞が少ないので、余計に決めのシーンでは……どんなにベタであろうとも、胸にグッと来るんですね。
 例えるなら(そこで来るなんてー、卑怯だべー!)と、心の中で叫びたくなる感じでしたが、そのときの私はすでに目にウルルッと来てしまったものです。

 そのような「泣かせの計算」があったのかどうかは知りませんが、総合的に評価しても映画館で観て損しないことは間違いないですし、4Dで観るのが最高な作品でありました。

 それにしても、座席が動くのは面白いですね。
 映画の内容に合わせて、座席をこう移動させる、エアーをここで出す、などと演出を考えるのも大変だろうなぁと思いました。
 遊園地のツアーなら数十分で終わるものが2時間もありますからね。
 座席を動かす演出やキッカケのタイミングなど、上映時間2時間分のプランニングも重要だし、裏方さんは大変苦労してそうだなぁーと思った次第です。

 とても堪能させていただきました。
 ストレスもかなり解消させていただきまして、ありがとうございます。
 また時間を縫って、自転車こいで観に行きたいものです。

 ではではまた! ^▽^/



『日本アニメ(ーター)見本市』を観た感想です。

2015年02月07日 12時56分40秒 | 映画・ドラマ

 
 ニコニコ動画でやっている『日本アニメ(ーター)見本市』ですが、昨夜はワインを飲みながら、やっと全部見終えました。


 まだご覧になっていない方は、ぜひどうぞ!


◆『日本アニメ(ーター)見本市』作品一覧



 で、生意気ながら感想などを書いたのでアップさせていただきます。
 ワインを飲みながら書いたので、部分的に『語り』が入っちゃっていますが(笑)、どうかお許しを……。
 なるべくネタバレには注意していますが、もしもしちゃっていたら……スミマセン。


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◆第1話『龍の歯医者』
 世界観、好きなほうです。戦艦が出てきたりとか、ちょっと設定がまだわかんないですが……。


◆第2話『HILL CLIMB GIRL』
 フミコの告白を思い出してしまった。 動きがいいですね。3Dのせいかな?
 ストーリーは一番見やすくて現段階ではまとまってるかも。


◆第3話『ME!ME!ME!』
 これは、タブーに挑戦というパターンでしょうか。
 女の子が実は怖いキャラだったというのは、割と好きですが……でも、ここまでやるならストーリー欲しかったかも。


◆第4話『Carnage』
 渋い演出で、黒沢明の映画みたいな感じ。
 復讐劇がわかりやすく、グッと作品世界に引き込まれます。
 ロボコップの一作目に通じる復讐劇の醍醐味です。
 ここまで完成度が高いと、ラストカットに何かキービジュアルが欲しかったなー。あっさり終わった印象があるので。


◆第5話『安彦良和・板野一郎 原撮集』
 よく原画が残っていましたね……。
 そっちのほうが驚きです。


◆第6話『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷金2ヶ月ペット不可』
 これはやられました。
 朝、目覚めたら自分が小さくなっていた……というのは、誰もが思いつくようなネタですが、そこから先の展開(演出)は「そう来ましたか!」と叫んで、大いに身を仰け反りました。
 観ながら「あるある!」と、頷いてしまう状況が展開し、キャラの動きにも説得力が出てきていました。
 ラストの主人公の嬉し泣きのような表情……そこに考えさせられる作者のメッセージがありました。
 私が思いついたラストの台詞は、「人間に生まれて良かったぁ……」でしたσ(^◇^;)


◆第7話『until you come to me.』
 音楽とのマッチングが素晴らしい。
 選曲が大切なこと、そして、それに合わせる絵コンテや画面レイアウト……まさに天才たちの成せる技です。


◆第8話『そこからの明日。』
 最近の若い子たちの日常って、こんな感じなんですかね……。
 物質的に満たされているんだけど、何か物足りない、みたいな……。
 簡単に落ち込めて、簡単に元気になれる……。
 でも青春とは、そういうものかもしれません……。
 もともと純粋なものが好きなくせに、純粋なものを観ると、そこから距離を置きたがるツンデレなワタクシ(苦笑)といたしましては、こんな言葉を思いついてしまいました。
『僕たちは、社会の歯車になって馴染むまでに……少しの時間がかかるんだ……』って。
 あ、やっぱり私も純粋だ……σ(^◇^;)


◆第9話『電光超人グリッドマン』
 ウルトラマン的な(ロボットアニメも含む)お約束カットがふんだんにあり、楽しめたのですが……。
 でも、本当の私の好みは、こんな明るい演出のものではなくて、もっと陰湿な感じのものなんだなと認識を新たにしました。
 ヒーローものは明るいほうが、一般的にウケるんだろうと思うのですが……。
 しかし、私はどうしても初期の仮面ライダーの暗さのほうが好きでして。
 つまり「何かあるな?」と、思わせる陰の部分に興味を持つというか……。
 自分が作っている巨大ヒロイン物も、おそらくそうした明るさの否定につながる作風になってしまうのでしょうね……。
 と、そんなことを考えさせられました。


◆第10話『ヤマデロイド』
 これはイイ! 楽しい! カラオケで歌いたい!(笑)
 時代劇という暗くなりがちな要素を、逆に明るく見せるというのは好きです。
 悲しみがあるからこそ、それを乗り越えて明るく歌う……このアベコベの感覚は、とてもイイと思います!
 観ててスカッとしました!


◆第11話『PP33』
 使徒とガメラの戦い!
 未来世界かと思わせておいて、レトロな携帯電話が出てきたりと、世界観の美術設定デザインが最高です。
 トップをねらえの美術設定を彷彿させて、ガイナックスらしさが出ています。
 本当は、こういうのをみんな撮りたいんだろうなぁーと。
 またストーリー面も、怪獣をエネルギー源に利用している設定が良いです。
 何かの犠牲によって人間の文明社会が維持されているという冷酷さも、見るものに訴える力を持っています。
 あらためて、もう一度観ると……再度ビジュアルに感心。
 昭和のテイストを残した美術背景(まさに昭和100年と言いたくなる!)が、そうした「いびつさの文明」を感覚的にも伝えてきていました。
 そしてラストで、その文明という記号を脱ぎ去る少女が、テーマ的にも良かったです……。


◆第12話『evangelion Another lmpact CONFIDENTIAL』
 3DCGで実写特撮風の作品を制作するときの、大事な基本がここにありました。
 ハリウッド映画のような「ただ早い動き」だけではなく、日本特撮の基本には「歌舞伎」が根底にあるのだということ。
 ぜひ日本スタッフがメインで、実写系エヴァンゲリオンを撮っていただきたいですね。
 ゴジラのように、簡単にハリウッドに渡さないでください。
 なぜならハリウッド版ゴジラはとても良かっただけに、悔しいとも思ったからでした……。




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 以上です。

 総じて、ニコニコ動画はやっとその存在意義に近づいたように思いました。
 テレビがやろうとして続けられなかった、若い才能を育てていく、あるいはすでに完成された才能を継続させていくという業界的な意義に、ようやく踏み出せたんじゃないでしょうか……。
 それを『見本市』とは、うまく名付けたものです。
 様々な可能性を見せてくれました。
 プレゼンとは、こういう感じなんだとも勉強になりました。
 インターネットだからこそ、これが続けられるんではないかと思いますし、参加型のメディアとして、どんな発展を遂げられるか楽しみです。


 それにしても声の出演の、山寺宏一さんと林原めぐみさんの天才ぶりも、とても良かった。
 こうした実力のある方々が「演じ分けとは、こうやるんだよ!」と、見本で見せている姿勢は、次世代の役者たちへも大きな刺激となったことでしょう。
 ちなみに個人的な感想ですが、第10話の歌……山寺さん、うますぎです。何度も聴きたくなってしまう(笑)。


 ではではまた! ^▽^/