皆さま、新年あけましておめでとうございます。
昨年は電子書籍の小説版を多くの方にご購入いただきまして、ありがとうございました。
今年も、初のデジタルコミック版にチャレンジしていきますので、どうぞ末永くごひいきにしていただけたら幸せでございます。
さて、昨年の後半からお手伝いで忙殺されておりますが、今もスケジュールが伸びて、だいたい2月までということになりました。
おかげで自分の作品に取りかかれない日々が続いていますが、しかしおかげで『ウルティマゴッテス~巨人娘』の制作準備に向けて、いろいろ揃えられてきています。
まずは、液晶タブレットを購入しました!
3Dペイントをやるのが目的です。
さらに絵コンテ(ネーム)を直にやったりする予定です。……ああ、これで手描きした紙を1枚ずつ、スキャナーに取り込み続ける作業から解放されるぅ~!
それからレンダリングした3D画像の修正も、液晶タブレットでやれます。
例えば、こういう影ラインがあまりキレイに流れていないときは、液晶タブレットで修正するのが有効です。
他にエキストラのキャラだったら、手描きにしてしまうのもアリでしょう。
モブシーンなんかでは、3Dモデルをガイドにしてレイヤーを乗せた上から手描きで描いてしまうのがラクです。
今まで、すべて3Dモデルにしようとしていたので、どうしても時間かかってきていたんですね。
それを削減するには、もう絵で描くしかない!
それとテクスチャ作りにも役立ちます。
私は『ウルティマゴッテス~巨人娘』で、怪獣が暴れる街を3Dモデルで埋め尽くそうと思っていました。
まずはテストもかねて、シン・ゴジラの画像でビル群の背景を作ってみました。
これは「Shade」という3Dソフトのライブラリーを使ったのですが、ローポリすぎて細部が甘くなってしまっています。
そこで、もう少しディテールのある3Dモデルを使おうと、去年これを購入しました。
申し分のない出来です。
何より、私が苦手とするテクスチャがセットでパッケージに付いているのがポイント高いです!
これをパソコン画面に並べて、シン・ゴジラの東京駅シーンを再現しようと思ったら……失敗! いきなりフリーズ! 重くて!!!
調子に乗って、ビルのデータを並べすぎました……。
以前にDAZで買った、こちらの廃墟の街のデータのときと同じです。
重くて動かない……。
……そういえば以前にも、同じことをしてしまいました。
これは、渋谷の街を3Dで作ろうとしたときのものです。
自分で渋谷の街を歩き、デジカメでいろんな場所から撮影して、約400枚にもなった画像を眺めながら作りました。
しかし細かく作りすぎたせいで、このデータも重すぎて使い物になりませんでした。
続いてUVマッピング、テクスチャの作成もメゲてしまい、途中で放り投げてしまった失敗作です……。
この失敗がよみがえりました。
(それじゃいけないんだ……)
私は反省し、作り方を根本的に考え直すことにしました。
ビル街のデータを軽くするには、ポリゴン数を少なくして、テクスチャの絵で表現してみたらどうだろう?
と、考えました。
最初は絵を描くのがヘタだから頭の中で否定していたんですが、たまたまツイッターの中で見かけた3Dペイントというソフトに興味を持ち始めました。
それは例えば、絵のパターンを登録して、スタンプのように押していけるのです。
つまり、四角い箱のポリゴンの壁に、窓の絵をスタンプのように押してビルディングを描いていけるという、簡単設計なわけです。
これなら、描くというより、コツさえおぼえれば、お菓子のオートメーション工場みたいに、単純作業を繰り返すだけになるかもしれません(まだ自身でやってないので推測ですが……)。
そう思って、液晶タブレットも購入し、3Dペイントソフトも練習してみようと思い立ったわけです。
……でも、まだ液晶タブレットをパソコンに接続すらしていません。
絵を描くのが怖いからです(笑)。
なんか緊張するんですよね……。
箱から出しただけで満足してしまっています。また、パソコンとの接続口の形が違うので変換器を注文して、そのまんまの放置プレーの状態です。
とりあえず2月以降から、徐々に始めていければと思っております。
どうか、長い目で見ていただければ幸いでございます。
ではでは、本年もよろしくお願い申し上げます。