#本日の作業
— つるが舞 (@tsuruga_mai) 2017年10月17日 - 22:00
ローポリゴンからハイポリゴンへUV転送が失敗しまして、ローポリゴンにUVを付けてからZBrushに転送(最初からそうすれば良かった!)して、もう一回スカルプトをしようとやり直し中です。
Maya2018のUV新機能が… twitter.com/i/web/status/9…
あとーすさんの書かれた「創作における7つの大原則」について、私の場合でのもっと深い内容を書いてみたくなりました。
…というわけで、久しぶりのブログ更新です。
あとーすさんの元ツイートは、こちらになります。
【以下、引用】
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◆創作における7つの大原則
①下手でもいいから最後まで作り上げる
②アウトラインを固めて取り掛かる
③自分の中で締切を設ける
④道具のせいにしてはいけないができる限り投資する
⑤大量のインプットから始める
⑥少しずつでいいから毎日やる
⑦ちゃんと寝る
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【私のケース…】
①下手でもいいから最後まで作り上げる
これは重要ですよね。
最後まで作り続けることは……でも、なかなかそうはいきません。
私も最初に書いたシナリオは酷いモノで、どんなに途中で投げだそうとしたことか…。
面白くないとわかってるんだけど、でもエンドマークまで書き上げたとき、何とも言えない充実感に満たされました。それが自信と欲へとつながり、「次は、もっと面白くしてみよう!」という気持ちになりました。
今回はダメでも、立ち止まらずに「次に行こう!」と気持ちを切り替えられるようになったのは、私にとってその経験があったからだと思っています。
最後まで作り上げる…。
私が作っている巨大ヒロイン物は壮大なシリーズなので、生きている間に完結するかどうかわかりませんが、でも気持ちの上では「最後まで作り続ける」つもりでいます。
②アウトラインを固めて取り掛かる
今回のオリジナル巨大ヒロイン物『ウルティマ・ゴッテス ~巨人娘~』ですが、最初にやろうと思ったのは2013年の8月10日のことでした。
その当時の企画メモによると、映画『ヒドゥン』みたいなスタイルで異星人と地球人の恋愛ものを作ろうとしていました。この時点で巨大化の要素はなく、等身大アクションを主体としていました。
翌年の2013年5月17日に、今のような巨大ヒロイン物に衣替えをして企画を詰めていったのですが……途中、何度も練り直しています。
第1話も絵コンテをやり直してきたのですが……最近は、設定やストーリーをコロコロと変えるのは良くないかなと思うようになりました。その理由は、自分に自信がなくなるからです。
私がやりたいのは好きな作品の設定を組み合わせて、その世界観を心ゆくまで楽しみながら作ることです。
それが達成できていれば、多少のマズイ面があったとしても前に進むべきじゃないかと…。
そう思うようになりました。
私がやりたいのは『ウルトラマン』の巨大ヒーロー物特撮作品における、怪獣災害、また「シン・ゴジラ」のような政治シミュレーション、そして都市破壊、あるいは田舎に現われた怪獣と地続きのごとく見える非日常の怖さ……。
人間のサイズと怪獣という巨大な存在との圧倒的な差による違和感と、その後に起きる災害絵巻……カタストロフィ……。
次は『魔法少女まどか☆マギカ』のような非情な掟、冷酷なルール……それなのにマゾヒスティックに従っていく少女たちの姿。
それは悲劇的なのに、受け入れようとする少女のけなげさと明るさのミスマッチ、またそれゆえの命の輝き……。
さらにそれを評価して論じるキュゥべえというキャラと同じポジションとして、黒猫のフィゾというキャラクターをこの作品内に配置したのも、同じ雰囲気を自分が楽しみながら作りたいという二次創作的な思いがあったからでした。
3つめは『最終兵器彼女』のような愛のストーリー……女の子が致命的に強すぎることで、男女の揺れる関係性……。
この企画では《双子》という、さらに結びつきが強い男の子と女の子を出すことで、それは姉弟であり、あるいは恋人的でありという、世間的には理解されにくい多面的な関係性へと至純的に描き出したいと考えています。
……と、ここからブレないよう、私自身に言い聞かすためにも、ここに書き残しておきます(笑)。
③自分の中で締切を設ける
あえて、私は締め切りを設けないことにしました。
当初は自分が怠けてしまうんじゃないかと心配で、締め切りを設けるべきかなと思っていたのですが……作っている途中で、締め切りを設けるのはやめようと考えました。
理由としてあるのは、楽しみながら作りたいからというのがあります。
それと、自分で納得したいからという面もあります。
今の私のスキルでは、ここが限界だと納得したうえで作業をしていきたい……つまり、プライドの高い自分を説得しながら作りたいわけです。
モノ作りには妥協も必要です。ですが、本人が納得しないと、先に進めないのも事実です。
――なぜ、ここで妥協するのか?
その問いかけに、私は答えていかないといけない……。
けっしてクォリティーに納得したいからではありません。
自分のスキルの限界点に納得したいのです。
2013年に構想して、途中で小説版の執筆や仕事の多忙で作業の中断はあったものの、いまだに漫画版の第1話すら出来上がらないのは、ガンコな自分を説得するのに時間がかかっているからでもあります。
それは、うまくなりたいという欲のせいでありますし、こだわりたい、凝りたいという誘惑に翻弄されているからでもあります。
これを認めつつ……しかし、そういうワガママな自分に対して「現実を見なさいよ」と諭すのも、自分の役割なのです。
この思考的作業を続けているから、私は怠けるという「逃げ(選択肢)」はあり得ないなと、自分で確信が持てたので、締め切りを設けるのをやめることができました。
いつになるかわからないけど、おかげでずっと続けていけそうです……。
それに私は大病を患いましたので、命について敏感になりました。残された時間がどれだけあるのかわかりませんが、命が続くかぎり、このシリーズを作りたいと考えています。
……かと言って、それで自分を追い込んでるわけではありません。気持ちのどこかで、完結できなかったら、できなかっただけの話ですよと、人生に開き直っていますし、あせって完結させようとも思っていません。
こうした思考の流れの中で、私は自分のスキルのダメな部分を認め、そこは目をつむって妥協しようという、葛藤を克服する考えも私の中に生まれてきたので……今はまさに「楽しみながら作っていく」というスタイルを築けてきていると安心できています。
④道具のせいにしてはいけないができる限り投資する
投資はたくさんしています。
3Dソフトの購入から、プラグイン、有料3Dモデルデータの購入、各種解説本など……それら教本に至っては、いろんなジャンルの本を集めました。
ストーリーの作り方、シナリオの書き方、画面レイアウトの方法、漫画のコマ割り、構図について、絵の描き方、ポーズ集……もう山のように買い込んでしまい、置き場所に困ってるくらいです。
当然これらの本をたくさん買ったからと言って、すぐうまくなるわけではありません。
理論だけはわかったけど、応用力はまるでダメというのが殆どです。
自分のスキルの限界を知るために買って読んでいるようなものです。
でも、それで構いません。
うまくなりたいという欲望に対して、現実を知ってもらうのは、自分を説得するのに大事な経験となりますから(笑)。
でも、部分的にどこか、わずか数パーセントでもうまくなる面はあると思います。
そこは私にとって、ご褒美となるでしょう。
そして私は投資したぶんを回収しようと考えていませんが、完成した電子書籍は低価格で販売する予定でいます。
それは「たくさんの人に観てもらいたい」という意識ではなく、私と同じ趣味の人たちだけに楽しんでいただきたいと考えているからです。
価格を付けるのは、そのためのちょっとしたハードルになることでしょう。
あるいは、その作品ジャンルを守るための「壁」と言ってもいいかもしれません。
わかる人には、わかるのです……。
私が面白いと思うことに共感する人は、必ず世の中のどこかにいるはずでしょう……。
同人誌の根本は、ここだと思うからです。
商業的に成功するとか、アニメ化などは目標に定めません。
地道に同好の読者のために頑張りたいです。
そのために自分で投資したぶんを、少しでも作品の中に反映させられればと思うのです。
⑤大量のインプットから始める
上記の資料に加え、ネットには大量の情報があふれていますから、これらも役立ちます。
しかし、大量のインプットはときに迷いも生みますから、あまりたくさんの知識はジャマになるときがあります。
ほどほどがいいのです。
――空想の翼は、縛りがないほうが、高く羽ばたけるのですから。
⑥少しずつでいいから毎日やる
ツイッターに「本日の作業」を書き込むのが日課になってきました。
サボるときは、休むと書く……そんな正直な申告を書けるのが、とても心地よいです。
またそのツイートを、こちらのブログにもまとめ転載できるよう設定したおかげで、ブログのアクセス数も増えてまいりました。ありがとうございます。
作業は、私のスキルに合わせて進んだり煮詰まったり、引き返してやり直したりと波がありますが、でも何とか前に進んでいます。
第1話は巨大ヒロインもまだ出ない(まだ変身しない、ヒロピンもないという…)プロローグ的な内容になりますが、それでも大事な出発点なので、それなりに力を入れて作るつもりです。
発表は、アマゾンとpixivのBoothの2箇所を予定しています。
時期は、早ければ年末、遅ければ来春になるかと……。
しかし、あくまで予定は未定ということで……(苦笑)。
どうぞ、私とシュミが同じでご興味のある方は、よろしくお願いいたします。
⑦ちゃんと寝る
はい、無理せず進めていきたいです。
――以上です。
どうも、長々とした個人の主張にお付き合いくださり、ありがとうございました。