画像生成AI……。
私は、絵が描けないので、うまく活用できないかと考えています。
現状で1話ぶんのエピソードを作るのに2年くらいかかっているので、制作を早くする方法として、AIにモデリングやら画像生成のアシスタント的に手伝ってもらえれば少し早くなるんじゃないかと思ったからです。
でも、調べて行くと……画像生成AIは、とても評判が悪い。
著作権侵害の問題などがあり、イラストレーターなどの絵師さんたちの仕事も奪いかねないと危惧されています。
その状況に、これは様子見だなぁ~と思って、画像生成AIを使うのは少し先送りにしました。
問題が整理されて、画像生成AIを堂々と使える日が早く来るのを待っています。
そんなところ、以下の動画がオススメに出てきたので観てみました。
◆AIイラストが今ヤバいことになってます【岡田斗司夫 / 切り抜き / サイコパスおじさん】
https://www.youtube.com/watch?v=9S3YVdrQepo
さすが、岡田斗司夫さんのお話と視点は、ちょっとひと味違いますねー。
未来志向というか、物事を冷静に分析して、面白い視点を私たちに提示してくれます。
とくに、学習してきたものをミックスして、新しいものを創造しているのは――人間とAIも同じなのに、どうして人間だけは許されて、AIは許されないのか不思議だという話は、目からウロコが落ちました。
そうなんですよね。
黙っていても、時代は変化するのです。
永遠に安泰だという職業なんてありません。存続させるための工夫をしない業界は、やがて活気を失っていくのは自然の摂理とも言えます。
今までの働いて賃金を得て、生活費を稼ぐ――という経済活動そのものは、近未来においては消滅(あるいは働ける人は特権階級で一部の人たちだけの状態)となっているかもしれません。
いえ、そうなってると私は個人的に考えます。
岡田斗司夫さんの話に刺激を受けたので――私も、以下に自分の考えを書いてみます。
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【私の考え】
私は「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で描かれていたポイント制が、労働で得られる賃金に変わる価値になっていく未来社会だと面白いなと思いました。
つまり良い事をすればプラス、悪い事をすればマイナス。例えばSNSで多くの人を喜ばせたら投げ銭を得られるという、他人の行為や考えに投資したり支援されることが今後の人間の経済活動になるんじゃないかと予想します。
今後のAIの進化が人間から仕事を奪っていくのなら、このように根本的に社会そのものを変えていく事を検討してみてもいいですね。
具体的には、こうです。
国民には毎月、最低限の生活費となるポイント(ベーシックインカムの発展形)と、自分以外の誰かに投資できるポイントが配られます。代わりにお金はなくなります(いわゆる完全キャッシュレス化です)。
そして、もし自分の活動(何でもいいです。例えば公共の場所を掃除してみました! とか)が、誰かに賛同・感心され、支援や褒美のポイントが貰えたら、そのポイントは生活費に加算されます。
良い事をすればするほど、良い暮らしが出来ます。
悪い事をすればするほど、罰としてポイントが減らされたり、約○日間ポイントの使用が凍結されたりします。
これは善人を増やす政策でもあります。
そして芸術活動だけではなく、社会への奉仕活動、また他人から喜ばれる活動、例えば「子育て」「介護」などで支援を受ける人もいるでしょう。
いろんな人がいますから、いろんな事への興味は存在しています。
SNSを通じた活動の報告などが中心になっていくでしょうけど、でもそこにコミュニケーションがあり、政府発行のポイントによる支援もある……近い将来、仕事がなくなった人たちの生活の糧、人生の糧は、そのようにポイントのやりとりで維持されていくんじゃないかと想像しました。
今のネットの文化をそのまま使えますし、追加のツール開発で発展させられるでしょう。
皆がネットワークを通じて誰かを愛し、また自分も見知らぬ誰かから愛されるような人間を目指せる社会も楽しいと思います。
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以上です。
これは拙作「ウルティマゴッテス 巨人娘」で描こうとしていた社会構造のアイデアでした。
あまりに私の創作のスピードが遅くて、現実の進行のほうが早いので、アイデアが古くなる前にここで書いてしまう事にしました(笑)。
とにかく岡田さんの話のように、5年~10年後には驚くほど社会は変わっている(あるいは過渡期になっている)かもしれませんね。
◆リアルすぎるAIキャスター 「公募うまくいかず起用」日本では「生成AI」で漫画制作も(2023年5月4日)