ボクは５年生

　この四月から　ボクは五年生になりました
明日から　五月です　　ほんの少しですが　あち こちに　心の成長を感じると　じいちゃんは　いいます　　
叱られる　数も少なくなりました
これまで　少しの目も離せなかったボクが　足でまといで　夕食の買い物などは
連れて行きたがらない　じいちゃんが　最近　よくボクを誘ってくれます
安心して　見てもらえる　ボクになれるように　ガンバロウ！とおもいます　　　

情けない

　体調の悪い　ボクは　じいちゃんと朝から病院にいきました
それから　学校へいきました　　車が　学校へ近ずくと　ボクの心が不機嫌になり
いきなり　じいちゃんの肩や頭を後ろの座席から数回キックしました
信号待ちの歩行者がビックリして見ていました
学校に着くと　玄関の廊下を走りながら　背負ったランドセルを投げようとしているボクを　必死に追いかけますが　足元をすべらせスッテン　コロリと　転んでしまいました
ドアの開いた　校長室の前でした
じいちゃんは　恥ずかしいやら　情けないやら　でるのは　ため息ばかりでした

何でも知ろう 勉強しよう

「和」の行事えほん〈1〉春と夏の巻 高野 紀子 あすなろ書房 このアイテムの詳細を見る

日曜日

　今日は日曜日　朝から　青空いっぱいの　晴れ晴れ　天気だ
つばめが　軒下をスーツと飛んでいきました　
桜の花も散り　ボクの散歩道も　青葉が茂り　足元の　ぬくもりを　感じます　

何でも 知ろう 勉強しよう

人のからだ (ニューワイド学研の図鑑) 阿部 和厚 学習研究社 このアイテムの詳細を見る

面倒くさい ボク

　一学期　最初の週が過ぎました
よく　がんばりを見せてくれました　先生が　じいちゃんに話しています
大過なくすごした一週間なのだろう
でも　家に　帰り着くなり　わけもなく　じいちゃんをけったり　物を叩いたりします
気もちが　ゆるんだのでしょう
夜は　じいちゃんの布団に　もぐり込む日が　多くなりました
今晩　初めて　じいちゃんのところで　お寝しょうをしてしまいました
半分　寝ているボクを抱きかかえて　着替えてくれました
パンツを　はかせてもらっている最中に　ぷ～と　オナラがでました
　寝ていても　面倒　臭い　ヤツだと　じいちゃんは　いいました　

新学期

新学期が始まった　
ボクの先生も　新しくかわった　
若くて　やさしい　女の先生だ　
前の　先生が　くわしく引継ぎをして　ボクのことも理解されているので　仲良く
勉強ができそうな気がする　
でも　ボクの　ＡＤＨＤの障害が　きえないかぎり　先生も　大変だろう
じいちゃんの心は　桜の花のように　満開には　なれなかった

桜が満開

　桜がとっても　きれいです　
春休みは　一日　一度は　じいちゃんが運動のために　公園へつれていきます　はじめの頃は　なかった花が　今は満開です

　
　　　死にじたく　したか　したかと　桜かな
誰かの句で　こんなのが　あったなア～と　じいちゃんが　つぶやきました

ドキドキしてますか

ボクは　５年生になります　
ドキドキしてます　

先生も　ドキドキしていますか