クラスメートに よく 声を かけてくれる男子がいます。
僕が きげんを悪くして 足ケリや 寝そべって バタバタすると
” タカト君 あばれたらダメだよ ” 下校の時は ” サヨウナラ
明日も ガンバロウ ” と 声を かけてくれます。
僕は 声は 分かりませんが 心は わかります。
少しづつ 声と心が 届くように なっていくのが
とても 楽しみです。
明るい 方向に 進みつつあるように 見えた 僕でしたが
学校での パニックが ありすぎると 心配されるようになり
治まった家庭での 混乱が 再発しないか じいちゃんは
注視しています。
ひとりだけ 耳の 不自由な 僕を 良し と 判断して決めた
進路です 僕の ” 声と心が届くには ” もう少し 時間が
必要なのでしょう。
入学してから まあまあのスタートで 喜んでいたじいちゃん
でしたが 最近のパニックの多さに どうしたらいいのか 頭を
悩ませています。
担任の先生も たいへん 対応に 苦労をされておられます。
僕にも 悩みがあるのです ！ 先生や クラスメートと 会話が
できない 苦しみもあるのです。
休みが多かったせいか！ 五月病とゆうのか！
何しろ 体が 気持ちが 元気がありません。
ションボリ ！ おとなしく とは 違うのです。
パニックを 派手に 起こします。
グンニャリ と 足けり を 織り交ぜ 先生を 大変
困らせています。