先日(下記の記事)の続き
7MHz CW QRPトランシーバキット入手
7MHz CW トランシーバが完成しました。
説明書には”約1時間で出来る”と書いてあったが工具の準備やSWR計、実験用電源などそろえるのにけっこう時間がかかりました。
どうも最近は家庭内紛失(?)がおおくてちょっとの物も無くなって探し回ってます。Hi
確かに準備が整えばゆっくりやっても1時間くらいで出来てしまいます。
基盤が完成したところで、あとは水晶をソケットに挿すだけ。
コンパクトにまとまっていてケースへの配線とか取り付けもないのでこれで形の上では完成。
次は、受信、送信の調整にはいりますが、通常はここんとが結構面倒なんです。
パドル、イヤホン、ダミーロード、電源を付けて調整にはいります。
電源は12Vにし、受信時の電流18mA
説明書には15mAとなっていたので、まあこれでいいか。
受信の感度はいいようだ。
次に送受信の周波数の微調整ですが、他の無線機で7010kHzで送受信して調整用のトリマーを回して完了。
よくこの段階でいろいろトラブルがあるもんですが、まったくそのままで問題なく動いてしまった。
よくできたキットだなあ。
送信電力を電圧を変えて測ってみました。測り方は通常の通過型電力計/SWR計なのでそれほど正確ではありません。
電流も安定化電源の電流計なのでプラスマイナス0.1-0.2程度の誤差が あるかも。
電圧 電流 送信電力
7V 0.2A 0.3W
8V 0.3A 0.7W
9V 0.4A 1.0W
10V 0.5A 1.5W
11V 0.6A 2.0W
12V 0.65A 2.5W
13V 0.7A 3.0W -->>定格出力
14V 0.75A 3.5W
15V 0.8A 4.0W
ちゃんと規定どおり3W程度は出ているので問題なし。
なお、15Vは回路図をみて行けそうだったの試してみたが数10秒連続送信していると熱の影響か3.5W程度に落ちてきます。
14Vまではそういう現象はなく問題ないので、まあ定格通り13.8V以下で使うのがいいみたいです。
下の方は9V程度でも大丈夫なので電源周りは自由度がおおいようだ。
このCRk-10というトランシーバはイヤホン専用で、かつAFボリュームが付いていないのでちょっと心配したが、イヤホンでも普通に使える音量がありそのままでも使える。
でも家で聞くときはスピーカで聞きたいので手元にあった100円ショップのアンプ(青い物)とスピーカ(右)をつないだら、これがベストマッチ!
なかなか具合がいいです。
パドルはこのミニパドル(去年グアムで使ったもの)がちょうどあってる。
JL1KRAのHPにでていたミニクリップのパドルも試してみたいなあ。
そうそう、受信はダイレクトコンバージョンなんだが、感度がいいので驚いてる。
車で使う1.4mのホイップできいているが普段のリグでSが2-3程度の局は大体聞こえる。
受信トップに水晶フィルタが入っているがさすがに選択度はあまり良くないがこれはしかたがない。
逆にいくつか聞こえるのでぼんやり聞いているときにはいいかも。
あとは、ダイレクトコンバージョンの宿命でキャリアの反対側差の信号もフィルタではとりきれず入ってきてしまう。
エレキーにはメモリも一人前にあるんだが、CQ用にしか使えないのがちょっとざんねん。
CQ CQ CQ DE コールサイン コールサイン コールサイン /QRP K
というメッセージは決まっていてコールさんの所しか変えられない。
自分のコールサインの入力機能もあるんだからメッセージ全体を自由にメモリ出来るようにすればいいんだがねえ。
しかし、全体的にはケースもすべてついて5千円という価格で考えるとよく出来たリグだとおもいます。
(エレキー機能があってフルブレークイン)
回路的にもだんだんわかってきたがよく考えられてる。 TNX JL1KRA!
なお、日本では正式には変更申請しないと使えないのでこの辺はもにゃもにゃ・・・
TSSの認定を受ける必要があります。
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