ひだまりーん

むだばなし。

優先席。

2005年06月10日 | その他暮らし
子どもたち2人とバスに乗った。
たまたま空いていたのと
親切な方が譲ってくださったのとで、
優先席に上の子どもと並んで座った。

暫くするとおじいさんがバスに乗って来た。
私が「どうしようかな・・・。」と
つぶやいたのを聞いた上の子どもは
いきなりすっくと立ち上がった。
私が「いいの?」と上の子どもに聞くと
「うん」とうなづき、
おじいさんに「どうぞ」と言った。

ところが耳の遠い方だったらしく、
全然、気づいてもらえない。
上の子どもは困ってしまった。
私が「とんとんして、どうぞ、っていってごらん」と
アドバイスすると、
上の子どもはおじいさんの腕をとんとんと叩き、
「どうぞ!」と言った。
おじいさんは気がついて
「おー、ありがとう、ありがとう。」と言い、
席に座った。
上の子どもは満足げに
手すりにつかまっていた。
バスを降りてから
上の子どもをたくさん褒めてやると
本当に嬉しそうにしていた。