裏・源氏物語 6帖 『若紫』
源氏18歳の春。幼女を強引に理想の女性に育て、自分の妻にしようと考えます。その幼女若紫こそが、後の物語のヒロインともなる「紫の上」です。若紫は、源氏のあこがれの藤壷の宮の兄の娘です。藤壺は、藤原の姓を名乗った更衣藤原淑姫・参議 菅根の女の兄ですから、その娘・・・・・こんなんわかりません。式部の気持ちを思うと、身近にいた幼な子を想定したと考えたほうがいいでしょう。(クロウの都合・・)
当時の帝、一条天皇の2番目の更衣(藤壺が2番目の更衣だったから)の兄の娘をモデルにしたのではないかと考えます^^。源氏・・いや、道長の体調が崩れ、床に伏せているときに、「おじさま~~~」って感じで無邪気に遊び相手を探す娘を式部は見かけます。道長の体調は、この娘と遊んでいると、みるみる回復し、娘も道長を慕うようになります。要するに、道長の体調不良はこの娘に逢いたいだけの、我儘な病気でした。
まだ10歳にも満たない幼な子に、恋愛の情はいだくことはありませんでしたが将来の妾にしたいと思う道長の心を、式部は読み取りました。
一条天皇の2番目の更衣とは藤原兼家(道長の父)の兄藤原伊尹(924-972)の長男藤原顕光の娘ですので・・・その兄の娘は・・・皆目わかりまへん(投げやり・・)。名前は特定できませんが、このような御方を式部は若紫とします。