●五体俳句0162・片足01・相良万吉01・2014-02-18(火)
○「片足は青きを踏まず松葉杖」(相良万吉01)
季語(青き踏む・春)
怪我をして松葉杖を使っています。怪我をした方の足が「青きを踏まず」ということは、もう片方の足は青きを踏んでいる、ということです。否定により肯定をにおわせる方法ですね。
○相良万吉(さがらまんきち)(1900~1960)
代表句「良夜哉土管を宿の丸き視野」02
季語(良夜・秋)
大分県日田市生まれ。一高退学。労農芸術家連盟に入り「文芸戦線」同人となる。中外商業新報外務部記者となるが、喀血して退社。応召するも結核のため帰還。ペンキ職人となり足場から落下して失職、数寄屋橋のホームレス俳人となる。筆名、長野兼一郎。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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