●色彩俳句0203・黒015・斎藤知白01・2014-12-03(水)
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○「雪原に黒し兎の耳の翳」(斎藤知白01)
くろ黒black#000000
季語(雪原・冬) 「せつげんにくろしうさぎのみみのかげ」(「俳句の虫・魚介・動物(創元社)」)
【鑑賞】:一面の銀世界。兎も白銀の中に保護色で紛れています。しかし猟師が狙うのは雪原に黒く伸びている兎の耳の翳です。
○斎藤知白(さいとうちはく) (1881~1933)
●好きな一句「渋柿に甘柿を接ぐ天気かな」02
季語(柿・秋) 「しぶがきにあまがきをつぐてんきかな」(「e-短冊ドットコム」より引用http://e-tanzaku.com/catalog/detail.php?aid=1633)
【Profile】:採鉱治金学を修めて足尾・松岡などの鉱山に勤務するが後独立して各地のの鉱山を経営。俳句は南画家秋声会の川村雨谷に学ぶが、→正岡子規門をたたき日本派に属す。大正中頃牛歩と四国88個寺を巡礼。句風は途中自由律に傾くが晩年には定型に復した。 (「コトバンクより抜粋引用」https://kotobank.jp/word/%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E7%99%BD-18114)
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