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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●五感俳句047・質感=重07・角川源義

2011-06-27 12:09:00 | 五感俳句

●五感俳句047・質感=重07・角川源義

 

○「西日中死の量感の上衣提げ」(角川源義01)

○季語(西日・晩夏)

【鑑賞】:仕事帰りの倦怠感。西日の中を背広の上着を腕に提げて家路を歩いています。その上着はやけに重く、死の量感のようです。

 

角川源義(かどかわげんよし)(1917~1975)

○好きな一句「花あれば西行の日とおもうべし」02

○季語(花・晩春)

【Profile】:富山市出身。国学院大学卒。大学時代折口信夫武田祐吉に師事。終戦後角川書店を創設。1961年「語り物文芸の発生」で文学博士。中学時代→伊東月草の「草上」で作句修行。戦後「古志」の幹部同人。「叙情性の回復」の旗印のもと「河」を創刊。

角川源義掲載句

03ロダンの首泰山木は花得たり(泰山木の花・夏)〈方法・歴史題材〉2012/6/28

04青水無月墓のうしろは甲斐の山(青水無月・夏)〈次元・背後(空間)〉2012/8/12

05風花や蹤き来てそれし一少女(風花・晩冬)〈次元464・逸れる(空間)1〉2020/2/2


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